鍵山優真、北京五輪の大舞台へ「もう一種類4回転を増やしていきたい」…全日本選手権一夜明け会見から一問一答

スポーツ報知
エキシビションで演技する鍵山優真(カメラ・矢口 亨)

◇北京五輪代表選考会・全日本選手権 一夜明け(12月27日、さいたまスーパーアリーナ) 

 3位で初の北京五輪代表に選出された鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)は、五輪2大会出場の父・正和コーチとの最初の夢をかなえた。今度は五輪でのメダル獲得へ、今季の後半戦から封印してきた4回転ループの再投入に意欲を示した。

 ―お父さんに言われたこと。

 「本当に、まあ、つらいこととかいろいろもあったので『本当によくがんばってきたね』と言われました」

 ―五輪で技術的に伸ばしていきたいところ。 

 「そこは具体的に話していないですけど、五輪までに、もう一種類4回転を増やしていきたいなというふうに考えています」

 ―それはループ?

 「はい。そうです」

 ―大会の予定はなく五輪に向かう?

 「そうですね。次の大会が五輪になるので、ひたすらそこに向けて頑張るっていう感じです」

 ―2018年6月にお父さんの脳の病気があった。そのときから、鍵山選手自身が精神的に強くなれたか

 「うーん、まあ、そうですね・・・。自分でやるべきことをしっかりと考えて、そこでしっかりと行動するという。まあ、ものを人に言われてからやるんじゃなくて、練習で自分で考えてしっかりとできるようになったと思います」

 ―自立した心が付いた? 「はい」 

 ―4回転ループについて、どのような完成度?

 「ループはまだ全然安定していなくて、まだ入れるのは不十分なので、まあほんとにサルコーとトウループくらいの確率で、成功できるようになったら、入れてもいいかなと思います」

 ―完成度の合格ラインは。 「そうですね。3回に1回くらいは成功できたら、今はいい確率なんじゃないかなと思います」

 ―今の確率は?

 「1日に1発降りれるか降りれないかなので全然まだまだです」

 ―ループの難しさ 

 「他のジャンプとは違って、すぐまっすぐ上にあげることしかできないので、そこが軸を作るのが難しく感じています」

 ―三浦佳生、佐藤駿と交わしたやり取りは?

 「まあ、ひとまず全日本が終わったので、『お疲れさま』っていう会話と、あとはまあ、それぞれみんな選ばれた試合あがると思うので、『頑張って』って言葉をかけさせていただきました。向こうからも『五輪頑張って」』というふうに言葉をもらったので、その、頑張りたい。五輪みんなの分も頑張りたいなというふうに思います」

 ―ノービス、ジュニアから切磋琢磨するライバルがいたこと 

 「そうですね。やっぱり、ほんとに日本男子のレベルはすごく高くなってきているので、そこでみんなと練習したり、試合できることは自分にとってもすごくモチベーションになりますし、これからももっとがんばらなくちゃいけないなという気持ちあがるので。ほんとにいい環境。すごく、自分にとっては、いいモチベーションになっていると思います」

 ―三浦、佐藤それぞれ初めて会ったのは? 

 「うーん、記憶にある中だと、まあ佳生君は、えーっと、自分が中学1年生のときに、横浜に引っ越したときに、横浜で同じリンクになって、そこで初めて会った。まあ、そのときはまだ、あんまり声をかけることとかなかったですけど、少しずつ仲良くなっていったかなと感じです。駿は試合で一緒になることが度々あって、そこで全日本ノービスだったり、ええ、駿が関東に引っ越してきてからは、一緒に練習することがあったり、まあ試合も数多く一緒にこなしてきてるので、そこでいい関係が築けている。2人とはいい関係が築けてるかなと思いま」

 ―宇野昌磨とよく練習すると思うが、鍵山がジャンプでアドバイスしたり、逆に宇野からループやサルコーのアドバイス受けることは? 

「アドバイスすることは、何もないっていうか。ほんとに宇野選手から刺激だったり、そういうものをもらっているばっかりなので、ほんとに目の前で宇野選手の4回転ループだったり、フリップだったりを見て、すごいなあっていうふうに思っています。あとは、宇野選手から何か教わるってことはあまりないので、ほんとにお互い練習して、そこで刺激をもらい合っている感じです」

 ―ちょっとした会話でも技術面の話しもしない? 

 「そうですね。たまに、なんだろ。宇野選手からサルコーの高さとか、本人いわく、サルコー苦手らしいので、『サルコーの高さとかどうやって出してるの?』っていうふうに軽い感じで聞いてきて、それで喋ったりしています」

 ―宇野と練習することでマネしてることは? 

 「うーん、なんだろ。宇野選手のほんとに表現力は、ズバ抜けていると思うので、そこはすごく、あのー、マネというか。参考にしている部分が多いかなっていうふうに思っています」

 ―具体的に表現力とは? 

「表現力でもいろんな表現力があるので。宇野選手はほんとに足さばきだとか、あとは使い方がすごく上手なので、そういうものをあのー、見て吸収しています」

 ―(山田)満知子先生などに話しを聞くと、鍵山の滑りが父に似ていると。そっくりで生き写しという方もいた。自覚ある?  

 「そうですね。自分では意識したことは全くなかったので、まあ、ほんとに教えなのか、遺伝というしかないのか分からないですけど、意識したことはあんまりないです。自然に自分の滑りがああなっているので、似てるって言われるのはすごくうれしいと思っています」

 ―足首の使い方など、よく父に言われてきたこと?

 「うんとー、そうですね。まあ、ほとんど自分の滑りやすいように滑っているので、あの、今は結構自分の滑りを追究しています」

 ―父から五輪という舞台について聞いたことは? 

 「うーんと、自分から聞いたことはあんまりないですかね。まあ、自分の力で五輪という景色を見てみたいなというふうに思います」

 ―19年のジュニアGPファイナルで佐藤が優勝。火が付いた?

 「そうですね。駿は毎試合毎試合刺激をもらっているんですけど、ほんとに彼の武器の4回転ルッツだったり、4回転フリップだったりとか、ジャンプ全体、ほんとに自分が見てても素晴らしいなと思いますし、彼のような安定感を自分も、うん。もっと高めていかなければならないなと、昨日の試合だとか、ジュニアGPファイナルとか見て感じます」 

 ―どのタイミングが1番自分に自信をもららしてくれた? 

 「そうですね。ほんとに自分にとっては毎試合毎試合、すごくいい試合っていうのは、いろんな経験ができてるってことなんですけど。まあ良くも悪くも、自分の成長だったり、課題だったり、いろいろ知ることができるので、ほんとにいい機会だなというふうに思います。特に言うならば、ほんとに(21年3月の)世界選手権では、初めての舞台で、ほんとに全力を出して滑ることができたので、これからもその気持ちを忘れずに頑張って行きたいなと思います」

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