【2021年レース回顧】サークルオブライフV の阪神ジュベナイルFは期待馬の宝庫 名牝誕生の予告編なるか

スポーツ報知
阪神ジュベナイルFをミルコ・デムーロ騎手の手綱で制したサークルオブライフ(手前)

◆阪神ジュベナイルF・G1(12月12日、阪神・芝1600メートル、18頭立て=良)

 名牝誕生の予告編となるか。サークルオブライフ(牝2歳、美浦・国枝栄厩舎、父エピファネイア)は、道中を10、11番手から追走。直線で一気に加速すると、会場のボルテージが急上昇した。ミルコ・デムーロ騎手が「最後までいい脚で伸びるのは分かっていました。勝つイメージしかなかったです」と振り返った通り、迷いなく大外に持ち出し、爆発的な末脚で差し切った。

 他にも、今後が楽しみな馬が多くいた。ラブリイユアアイズ(牝2歳、美浦・黒岩陽一厩舎、父ロゴタイプ)は、直線で内から鋭く伸びて2着。団野大成騎手は「最後は決め手の差が出てしまった」と悔やんだが、8番人気ながら大健闘した。ナミュール(牝2歳、栗東・高野友和厩舎、父ハービンジャー)は痛恨の出遅れ。まさかの展開にスタンドがどよめいたが、上がり最速33秒6の末脚を繰り出して地力を見せ、4着に入った。

 昨年Vのソダシ(牝3歳、栗東・須貝尚介厩舎、父クロフネ)は白毛のアイドルホースとして注目されながらも桜花賞、札幌記念を勝利。人気だけでなく、実力も示した。さらに過去のこのレースを振り返ると、勝ち馬以外にも一流のG1ホースを輩出している。18年2着のクロノジェネシス(牝5歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父バゴ)は、20年宝塚記念からグランプリ3連覇。16年2着のリスグラシューも、海外を含めてG1・4勝を挙げた。

 先述したクロノジェネシスや、日本馬で初めてブリーダーズCを制覇したラヴズオンリーユー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ディープインパクト)、マイルCS連覇で有終の美を飾ったグランアレグリア。輝かしい実績を残した名牝たちが今年限りでターフを去った。この2歳女王決定戦から、後を継ぐ存在が生まれることを期待している。(水納 愛美)

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