【大学野球】横浜商大が練習納め 粟田千宙主将は11年春以来のリーグVに向けてチーム改革「強いチームの前にいいチーム作り」

スポーツ報知
11年春以来のリーグ優勝に向けてチーム改革に取り組んでいることを明かした横浜商大・粟田(右は鷲田)

 神奈川大学リーグの横浜商大が26日、横浜市内のグラウンドで年内最後の練習を行った。1年秋から正捕手で、新チームから主将を務める粟田千宙捕手(3年=愛工大名電)は「まずは人間性を磨くために、生活面から掃除やあいさつを大切にしていきたい。強いチームを作りたいですけど、まずはいいチームを作っていきたい」と抱負を語った。

 新チーム結成後の10月下旬から、大きな改革に取り組んだ。全部員がそろう週末にグラウンド周辺のゴミ拾いを1時間行ってから全体練習を始めるようにしたのだ。野球部員のゴミのポイ捨てがきっかけだったが、井樋秀則監督から「それは逆だろ。お前らは捨てる側じゃなくて、拾う側なんじゃないのか」と諭されたことで、ゴミ拾いに取り組むことになったという。

 ただゴミを拾うだけではなく、近隣住民とあいさつや会話を交わすことでコミュニケーションを深め、住民が練習を見学に来たり、地元自治会が野球部寮にコメを差し入れに来てくれるなどしたという。

 「最初は返ってこなかったあいさつが返ってくるようになり、名前を覚えてもらったり、『野球部は変わったね』『今度、試合を観に行くね』と言っていただけるようになりました。地元の方々に応援していただけるようになったと感じてます」と粟田主将。グラウンドの外に出ることでいろんな気づきも増え、地域住民との距離も近づいた。

 グラウンドでは、中堅から右翼、さらには一塁ベンチ後方にかけて防球ネットの新設工事を行っているため、グラウンド全面を使用できないというハンデを負っている。それでも、粟田主将ら3年生が中心となって「どうやったら効率良く、みんなが意識を高く持って練習できるか」というテーマで話し合い、選手間で意識を高く持って練習に取り組むようにしている。

 チームは今年、春5位、秋3位。最大の目標は、現阪神・岩貞らを擁した2011年春を最後に遠ざかっているリーグ優勝だ。中学時代にボーイズリーグの世界大会で優勝を経験している粟田は「いいチームを作ってリーグ優勝をしたい。個人的にはベストナインを獲得したいです」と意気込んだ。

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