有馬記念・G1の3着がラストランとなったクロノジェネシス(牝5歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父バゴ)の引退式が、レース後の12月26日、中山競馬場の芝コースで行われた。
グランプリ3連覇などG1を4勝した愛馬に斉藤崇史調教師は「1年前の有馬記念が一番印象に残っています。本当にお疲れ様としかいいようがないですし、いいお母さんになってください」と労をねぎらった。
5月2日に落馬して骨折し、現在休養中の北村友一騎手=栗東・フリー=も中山競馬場に駆けつけて引退式に参加。「1回またがったときから走る馬だとシンプルに思いました。本当に成長には驚かされることばかりで、どんどん良くなっていきました。初めて体験する馬でした。これまでいろんな経験をさせてくれてありがとうと感謝の言葉しかないです」とコメントした。
馬主であるサンデーレーシングの吉田俊介代表は「これからクロノジェネシスは母としての仕事が待っています。母のように凱旋門賞に挑戦できるような子供たちが出てくることを皆さん期待していてください」とファンに呼びかけた。