【回顧2021】北村義浩教授「1月下旬には第6波はドカンと来ます。デカいです」コロナとの戦い、今後は

スポーツ報知
北村義浩教授

 1月に緊急事態宣言が発令され、夏は第5波に見舞われ、12月にはオミクロン株の脅威が現れ始めた2021年。来たる年も新型コロナウイルスとの闘いは続く。白鴎大・岡田晴恵教授と日本医科大・北村義浩特任教授は、懸念される第6波襲来の時期について「1月下旬にも」との見解で一致。テレビでもおなじみの両教授が、今年を振り返りつつ、今後の見通しを語った。(北野 新太、瀬戸 花音)

 今、みんな「第6波が来る前にクリスマスパーティーやろうよ!」「今のうちに年末年始の帰省しようよ!」ってなってますよね。だから、第6波はドカンと来ます。デカいです。もう曲線として上昇機運になっていて、倍々になっていったら1月下旬には第6波に突入したということになると思います。オミクロン株の特徴として死者数はそんなに増えないと思いますけど、感染者数は第5波の時より増えると思いますよ。

 2021年を振り返っても、年始めに抱いたイメージとそんなに大差ない状況になりました。年末年始明けに第3波、ゴールデンウィークに第4波、五輪期間中に第5波が来たわけですから。

 変異株とのイタチごっこは少なくとも2年は続きます。つまり「アフターコロナです」「マスク外せます」は2年はない。だって、いくら感染者数が収まっても、次なる変異株が来る懸念があるのは暗い夜道を一人で歩いていて背後が気になるのと同じ。普段通りではないですから。

 なら、どうすればいいか。当初議論された「集団免疫の獲得」は難しい。現状でも感染者数は国民の2%以下です。過去のパンデミックのようにはならない。ワクチン、治療薬、マスクや距離といった公衆衛生といった武器を組み合わせていくしかない。

 オミクロン株については、まだ分からない部分も多いです。これだけブレイクスルー感染しているのだから感染力は激烈ですけど、英国では「重症化しないのなら、ただの風邪と同じじゃん」みたいな雰囲気がありますが、例えば後遺症はどうか。少なくとも4か月後、春にならないと何も分からないのに。

 日本だけ収まればいいわけじゃなくて、世界中が終息しないとパンデミックは終わらない。2年はかかります。(談)

 ◆北村 義浩(きたむら・よしひろ)1960年12月11日、石川県生まれ。61歳。東大医学部、同大大学院医学系研究科修了後、国立感染症研究所などを経て現職。テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」、TBS系「ひるおび!」などに連日出演中。

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