【中山大障害】オジュウチョウサン1年8か月ぶり復活V 来年11歳でも現役続行

スポーツ報知
復活勝利で王者健在を証明したオジュウチョウサン

◆第144回中山大障害・JG1(12月25日、中山競馬場・障害直線芝4100メートル、稍重)

 第144回中山大障害・JG1が25日、中山競馬場で行われ、「障害王者」オジュウチョウサンが1年8か月ぶりの復活勝利を挙げた。JG18勝目、障害重賞14勝目で、いずれも自己の持つJRA記録を更新。11歳を迎える来季も現役を続行する。

 大歓声に包まれて絶対王者が復活を遂げた。オジュウチョウサンが17年以来、3度目の中山大障害Vだ。同一重賞では最年長ブランクタイとなる4年ぶりの勝利。JG18勝目、重賞も14勝目と、偉大なる記録にまた一つ勲章が加わった。近3戦は結果が出ていなかっただけに、主戦の石神は「久々の勝利はうれしいですね。ホッとしました」と安どの笑みを浮かべた。

 スタートから好位2番手を進んだ。以前のような軽快な跳びでこそないものの、丁寧かつ正確な円熟味を増した飛越で、道中は安定した貫禄の走りを見せた。向こう正面の竹柵障害を越えたところで早くも先頭に躍り出ると、外からブラゾンダムールが先頭を奪いにきても絶対に譲らない。直線は後続を全く寄せ付けず、決定的な3馬身差で頂点に返り咲いた。

 石神にとっては節目の重賞20勝目。「最近、ふがいない姿を見せていたのでこの馬の格好いい姿を見せたいと思い、厩舎、関係者一丸で頑張った。感謝の言葉しか思い浮かばない」。和田正調教師は「すごい馬だと改めて思う」と愛馬を絶賛した。

 昨秋から3戦連続の敗北で引退の声がちらつく中、雑音を封じ込める勝利。長山尚義オーナーは「引退の話もあったけど、こういう結果が出て来年も期待しちゃうね。強かったし、安心して見ていられた」と現役続行を明言した。11歳で迎える来年の始動戦は過去3勝の阪神スプリングJ・JG2(3月12日、阪神)。そこから春の大一番、中山グランドJ・JG1(4月16日、中山)を目指す。「絶対王者」の時代は、まだ終わらない。(松末 守司)

 ◆オジュウチョウサン 父ステイゴールド、母シャドウシルエット(父シンボリクリスエス)。美浦・和田正一郎厩舎所属の牡10歳。北海道平取町・坂東牧場の生産。通算36戦19勝(うち平地8戦2勝)。総獲得賞金は8億6500万7000円(うち平地2592万円)。重賞14勝目でJG18勝目。馬主は(株)チョウサン。

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