「おいしかった」が最高のご褒美 女性栄養士の手厚いサポートで京産大が初のラグビー大学日本一を目指す

スポーツ報知
京産大ラグビー部員の食事をサポートする、京産大神山寮の栄養士スタッフ

 今季の関西大学ラグビーAリーグで23季ぶり5度目の優勝を飾り、9大会連続35度目の全国大学選手権出場を決めた京産大が、26日に埼玉・熊谷ラグビー場で、初戦となる日大(関東大学リーグ2位)との準々決勝を迎える。

 京産大ラグビー部員を陰で支えているのが、神山(こうやま)寮内の食堂で食事を提供する専門の栄養士たちだ。2014年8月に完成した現在の寮は練習場から徒歩約10分の立地の良さ。1階の食堂はラグビー部員専用で、全86人が朝、夕の食事を取る。

 メニュー考案は3人、調理・配膳等は計10人で切り盛りする。月~土曜までの1週間ベースで献立を組むといい、栄養士の新宅瑠璃さんは「ラグビー選手にとって食事は、トレーニングと同様に大切な要素。栄養価などを考えることはもちろん大事だけど、楽しみにしてもらえる工夫をしています」と明かした。

 辛さが苦手な部員のために豚キムチを少し甘くするなど味の工夫はもちろん、お店のように「ポップ(広告)」で彩ったり、フルーツは季節や旬を意識する。折に触れて“リクエスト”を聞いておき、週に1回は部員の好みを優先した「スペシャルメニュー」も設定。「その日のために、ではないけど、ちょっとでも楽しみにしたり、頑張ってもらえたらうれしいです」と優しいまなざしを向ける。

 新宅さんは今季、数試合観戦をして「体つきが他校と違うというか、大きいなと確認できてうれしかった。普段の食事が、いかに大事なのかと気づき、やる気にもなりました」。優勝の原動力の一つになれたことを喜んだ。大変な仕事だが“ご褒美”は部員からの「おいしかった」という言葉と「チームの勝利」。「日本一で返してもらえたら、すごくうれしいです」。最高の報告を待っている。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請