今季の関西大学ラグビーAリーグで23季ぶり5度目の優勝を飾り、9大会連続35度目の全国大学選手権出場を決めた京産大が、26日に埼玉・熊谷ラグビー場で、初戦となる日大(関東大学リーグ2位)との準々決勝を迎える。
学生日本一をかけた関東勢との戦いでチームの鍵を握るのがフォワード陣だ。なかでも両フランカーの役割は重要。U20日本代表にも選出された福西隼杜(3年)=報徳学園=は「チームは今、ディフェンスがいい。ディフェンス後のターンオーバーをきっちりとできるようにしたい」と意気込む。
もう1人が元高校日本代表の2年生フランカー三木皓正=京都成章=だ。「僕らの中では点の取り合い、トライの取り合いにはしたくない。ディフェンスでリズムを作り、その勢いをアタックにつなげる。(大学)選手権でもそこをやりたい」。思い描く理想のゲームプランを共有できている。
チームをサポートする元木由記雄GMも2人をキーマンに挙げつつ「関東は大きくて、走れる選手が多い。そういう芽をいかに早く摘めるか」と指摘。“日本代表コンビ”が躍動して京産大旋風を巻き起こす。