京産大がラグビー大学日本一へいよいよ初陣 全国大学選手権で26日に日大と激突

23年ぶりに関西王者となった京産大の選手たち
23年ぶりに関西王者となった京産大の選手たち

 今季の関西大学ラグビーAリーグで23季ぶり5度目の優勝を飾り、9大会連続35度目の全国大学選手権出場を決めた京産大が、26日に埼玉・熊谷ラグビー場で、初戦となる日大(関東大学リーグ2位)との準々決勝を迎える。今年4月に就任し、1年目でリーグ全勝Vに導いたOBの元日本代表SO広瀬佳司監督(48)が掲げるのは「伝統を継承した京産大らしい戦い方」。過去最高の4強超え、そして悲願の全国制覇に挑む。

 就任1年目で 23年ぶりにつかんだ「関西王者」の称号に、広瀬監督が胸を張る。「そんなに優勝していなかったのかと驚いた。特に、低迷しているとは感じていなかった。春にチームを見た時、関西を取れる自信はあった。学生がしっかりと力をつけて、試合で発揮してくれた結果」。自身も3年時の94年に達成し、通算5度目のリーグ制覇をかみしめた。

 日本代表として、W杯に3度出場した名SO。世界の舞台を知り、豊富な経験を誇るが、母校の指揮官としては伝統を引き継ぐことを選んだ。「基本は変えずに、強化していこうと。OBとして外からも見てきた、京産大らしさを継承したいと思った」。伝統のスクラムを中心にセットピース(スクラムとラインアウト)にこだわり、運動量で相手を上回る攻撃的なディフェンスで勝つラグビーを展開し、結果につなげた。

 競り勝つ中で チームも成長 主将のプロップ平野叶翔(4年)=西陵=は「今年のチームは1戦、1戦にムラがあった」と振り返る。全勝とはいえ、終了間際に逆転して3点差で勝利した同大戦を始め近大、天理大の上位3校とは、いずれも点差が1ケタの接戦だった。圧倒したわけではないが、逆にそれが強みとなった。「反省をして、細かい修正を加えながら進化しながら戦えたのが、いい流れを作れたと思う」。競り勝つなかで蓄えられた経験値が、チームを大きく成長させた。

 昨季は関西を制した天理大が、関西勢として36大会ぶりの全国優勝を達成。打倒・関東は同じ思いで“連覇”をかけた戦いが始まる。「関東へ行っても僕らのラグビーをしたい。『京産大らしさ』を出せるか。チームとしての進化にゴールはない。より高いレベルに進化して、臨みたい」と平野主将。広瀬監督も同じ言葉を使い、決意を示した。「関東とはゲームの質が違うが、十分戦える自信はある。『京産大らしさ』を存分に発揮できるよう、準備したい」。揺るがない強固な信念で、悲願の頂点を見据えた。

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