瀬立モニカ「My way」を切りひらく…パリパラリンピック&医療の道「同時進行で」

スポーツ報知
「バリアフリー・ナビプロジェクト」のアンバサダーに就任した(左から)網本、瀬立

 東京パラリンピックのカヌー女子カヤックシングル200メートル(運動機能障害KL1)で7位に入賞した瀬立モニカ(東京・江東区協会)が21日、国交省が推進する「バリアフリー・ナビプロジェクト」のアンバサダー就任式に出席。その後の取材で10月から医学部受験に向けたメディカル専門の予備校に入学し、2024年パリパラリンピックと、医療の道の二足のわらじで歩み始めたことを明かした。

 3度目のパラリンピック、そして医学部受験の2つの難関に挑む。「セカンドキャリアを考える上で、スポーツを支えていける人になりたい。そこが次の目的地になる。そのための勉強は、同時進行でもやっていくべきだと思った」と覚悟を語った。東京パラ前に競技専念したため、2年の休学期間を要したが、来春には筑波大を卒業する見通し。次なる夢へ向かう。

 医療の道を志す理由は、身近な人からの影響が大きかった。母・キヌ子さんが以前、看護師を務めており、「家族が医療従事者であることは大きい」と明かした。また、初出場した16年リオパラでは日本チームのドクターで同行した羽田康司氏が筑波大の先生だったこともあり、「そういう人たちの話を聞いたことが大きかった。羽田先生には『向いているよ』と言ってもらえて、そういう道もあるんだと思った」と刺激を受けた。

 東京パラ後は、9月末に以前から痛めていた左手首を手術。現在はリハビリに励んでいる。また、卒業論文の提出期日が3日後に迫っているといい、この日も就任式の合間は「控え室で直前までやっていた」と明かす。ちなみに卒論のテーマは「睡眠が競技パフォーマンスに与える影響」で、医療用ベッド等を取り扱うパラマウントベッド社の睡眠を測定できるマットレスを合宿時と自宅での休養期間、パラリンピックの選手村に持ち込み研究。パラアスリートの競技力向上に役立てる意向だ。

 競技では3年後のパリパラリンピックに向けて、出場枠が懸かる23年の世界選手権が一つの目標となる。「次の目標がパリのパラリンピック。パリに出るためには枠を取らないといけない。競技と勉強の両方頑張っていきたい」と決意。東京パラでは開会式にパラリンピック旗を運ぶベアラーも務めた日本女子エース。前例のない挑戦で、普段からよく口にする「My way」を切りひらく。

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