寺脇康文、沙也加さん遺作「マイ・フェア・レディ」25日再開も出演キャンセル「本当に悩みました」

先月、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の公開稽古前にフォトセッションした神田沙也加さん(左)と朝夏まなと
先月、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の公開稽古前にフォトセッションした神田沙也加さん(左)と朝夏まなと

 18日に急死した女優の神田沙也加さん(享年35)が出演中だったミュージカル「マイ・フェア・レディ」が25日の山形公演から再開されることになり21日、東宝が発表した。朝夏まなと、別所哲也、寺西拓人のチームAで上演する。

 沙也加さんの訃報を受け、札幌公演は19、20日の2公演が中止に。関係者が公演続行について協議を重ね、25日から再開することになった。沙也加さんが演じていた主人公イライザ役はダブルキャストの朝夏まなとが一人で演じきる。お互いをリスペクトし合い、プライベートでも仲良く深い絆で結ばれた2人。朝夏は悲しみをこらえて舞台に立つ。

 寺脇康文「この度、『マイ・フェア・レディ』の残りの公演の出演を、キャンセルさせていただくことに致しました。舞台人として、どうあるべきか、本当に悩みました。プロ意識に欠けるのかもしれません。それでも、イライザとヒギンズの二人三脚で作ってきたこの作品をこのまま続けることは今の僕には難しく、東宝さんをはじめとするカンパニーの皆さんもそのわがままを受け入れてくれました。楽しみにしてくださったお客様には大変申し訳ありません。自分にとっても本当に大切なこの作品は、朝夏まなとさん、別所哲也さんコンビが引き受けてくれます。最大の感謝とともに、千穐楽までの完走を祈ります」

 朝夏まなと「いつもインタビューで一番好きなミュージカルは『マイ・フェア・レディ』と言っていたさぁちゃん。(神田沙也加さんをこう呼んでおりました)私の宝塚退団後の初ミュージカルが本作品で、さぁちゃんからたくさんのことを教えてもらったり、他愛もない話をしたり、すぐに打ち解けて仲良くなりました。生き生きとイライザを演じるさぁちゃんが眩しくて、歌声も大好きでした。今、思い浮かぶのはさぁちゃんの笑顔です。日本で初めて上演された歴史あるミュージカル『マイ・フェア・レディ』。上演か中止か、どちらの決断が下されてもきっと様々な方々のお気持ちが複雑に交錯することもあるかと思います。けれどこの作品を愛する皆さまの気持ちも一緒にすべてのカンパニーキャスト、スタッフが一丸となり『マイ・フェア・レディ』を続けていくこと、この作品を全国の皆さまにお届けしたい…それがみんなの願いです。カンパニーを代表しまして、心よりご来場をお待ち申し上げます」

 東宝は「広く日本のエンタテインメント界に多大な功績を残された神田沙也加さんに敬意を表し、心からの哀悼の意を捧げます」とコメントした。

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