上沼恵美子が「M―1」審査員卒業を示唆「お笑い、全然分からへん」

上沼恵美子
上沼恵美子

 タレントの上沼恵美子が20日、パーソナリティーを務める大阪・ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」の生放送で、「M―1グランプリ」の審査員を卒業したい意向を示した。

 19日生放送の「M―1」(優勝・錦鯉)を終え、この日、大阪に戻ってのラジオ。「錦鯉が、泣いてましたね。50歳(長谷川雅紀)、チャンピオン」と感動したことを伝えながら「いつも思うんですよ。去年(優勝・マヂカルラブリー)もそうだったんですけど、グランプリ取った人に(最終決戦で票を)入れてないんですよ。最後。目録1000万円の板、渡す時、すごい嫌です」。最終決戦は上沼はインディアンスに、オール巨人はオズワルドに1票入れ、他の5人は錦鯉だった。

 「だってもう、本当に人生かけてはるもん。なのに、私は錦鯉に入れない。こういうの引きずるんですよ。『やっぱアンタおかしい、違う』とかいろいろ言われるんです」と自身の票が芸人の運命を変える責任の重さを強調し、「巨人さんと私は『ラストやね』って言ってて。昨日も、出る前に。去年も今年もお断りしてたわけですけどね。こんなこと言うと朝日放送さんに悪いんだけど、もったいないから。私のような者が。お笑い、全然分からへん」と、こぼした。

 唯一の女性審査員であることにも「『紅一点やから』っていうけど、ひなびた紅はもうね…。もうちょっとピチッとした紅を入れないと」。今回、辞退を申し入れた際にも「この方どうですかって4人、女性を挙げました。『本当にふさわしい人』を言うたけど、若かった(と判断された)」と後継者使命に失敗したことを明かしながら、「本当にいい経験をさせていただいたな、と。めったにない経験をさせていただきました。ありがたかったですね。ステキでした」と出演に感謝していた。

 上沼は「M―1」と同じ朝日放送テレビが制作し、全国ネットされている料理番組「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」が来春、27年の歴史に幕を下ろすことが発表されたばかり。この日の新大阪駅で、ファンから「恵美ちゃん、やめるの?」と聞かれたそうで「引退とは言ってないですけど。考えんといかん年、残り少ない人生」と話した。

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