12月19日の中山5R・2歳新馬(芝1600メートル、16頭立て)は、単勝2番人気のアオイモエ(牝、美浦・中舘英二厩舎、父ディープインパクト)が直線で抜け出して、初陣を飾った。勝ちタイムは1分36秒8(良)。
好スタートからダッシュがつき、道中は外めの3番手を確保。前半1000メートルが1分1秒4と遅い流れにも対応し、最後の直線でもメンバー中最速タイとなる35秒1の末脚で抜け出し、後続に2馬身半差をつける快勝を収めた。
石橋脩騎手は「初めて乗りましたけど、先生からいい馬と聞いていたので、楽しみにしていました。返し馬ではコントロールが難しいかなと思いましたがうまく調整してくれて我慢できていました。ゲートを出て(ペースが)遅くなりそうだからつついていって前の馬にペースをつくってもらいました。切れる馬なので、これからが楽しみ」と笑顔。
中舘調教師は「少し思っていた競馬と違っていたけど、かえっていい競馬でした。スローでも折り合っていたし、どこにいても折り合いだけだと考えていました。直線は軽く追っただけでいい伸びでした」と納得の表情を浮かべた。