イチロー氏から2打席連続死球の神野百花「痛さよりうれしかった」女子高校硬式選抜がレジェンドと夢対決

3回にイチロー氏を抑えた吉安清(右)と神野百花
3回にイチロー氏を抑えた吉安清(右)と神野百花

◆エキシビションマッチ KOBE CHIBEN1―0女子高校硬式野球選抜(18日・ほっともっとフィールド神戸)

 日米通算4367安打を放ったイチロー氏(48)=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター=が結成した草野球チーム「KOBE CHIBEN」が、女子高校硬式野球選抜チームとエキシビションマッチを行った。

 愛工大名電高(愛知)時代に投手だった背番号1のイチロー氏は「9番・投手」で先発。疲労からか、8回に右脚を痛めながらも、毎回の17奪三振、4安打4四死球で完封。147球を投げ、最速は135キロを2度マークした。打撃は投ゴロ、二ゴロ、一ゴロ併殺打で3打数無安打だった。

 3年生だけで編成された女子高校硬式選抜は全23選手が出場した。吉安清(せい)投手(至学館)は、2023年からの活動を目指して女子硬式野球チームを創設する巨人との契約が内定済み。イチロー氏からも注目されていた最速127キロ右腕は、3回に同氏をツーシームで投ゴロに仕留めた。「うれしかった。打ち取れたのは自信につながる。変化球になってしまったので、次は直球を磨いて対戦したい」と再戦を熱望した。

 2回には、イチロー氏の135キロ直球に空振り三振を喫した。「(130キロ台の投手がいない)女子野球では考えられない」と球速に目を丸くした。

 富田彩加投手(京都外大西)は7回の中前安打でただ一人、外野に打球を飛ばした。「変化球がキレキレで、女子にはいない球速。みんなに『ナイスバッティング』と言われました」と、クリーンヒットに得意げだった。

 2打席連続死球の神野百花(福知山成美)は「イチローさんが投げた球が直接、当たってうれしい。謝っていたので、痛さより、うれしかった」と、ぶつけられても笑顔だった。

 試合前、イチロー氏に「120キロでも打てないと思います」とレベルを伝えていた中島梨紗監督は「夢のような時間。真剣勝負をしてくださったことがありがたかったし、感激しました。女子野球の発展のためにも、大きなイベントだった」と感謝した。イチロー氏に「次は練習をお願いします!」と懇願すると「やりたいね」と前向きな返事をもらったという。「男子とか女子とかではない。いち高校球児に対しての言葉だったのがうれしかった」と喜びをかみしめていた。

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