イチロー氏がガチ投球で女子高生を17K完封「WBC以来。負けられない緊張感」一問一答

スポーツ報知
往年のルーティンで打席に立つイチロー氏

◆エキシビションマッチ KOBE CHIBEN1―0女子高校硬式野球選抜(18日・ほっともっとフィールド神戸)

 日米通算4367安打を放ったイチロー氏(48)=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター=が結成した草野球チーム「KOBE CHIBEN」が、女子高校硬式野球選抜チームとエキシビションマッチを行った。

 愛工大名電高(愛知)時代に投手だった背番号1のイチロー氏は「9番・投手」で先発。疲労からか8回に右脚を痛めながらも、毎回の17奪三振、4安打4四死球で完封。147球を投げ、最速は135キロを2度マークした。打撃は投ゴロ、二ゴロ、一ゴロ併殺打で3打数無安打だった。

以下はイチロー氏の一問一答

―試合中に足を痛めたのは初めて見た。寒さが大きかった

「初めてですよ(笑い)。寒さが大きいですね。あとは、力の入り方が普段と違うので、もちろんそれもあったし…」

―147球をあのテンポで投げて、最後まで130キロ台をキープした。日頃のトレーニングのたまものか

「でも、たまものではない感じが出ちゃったんだよね。たまものだったら、もうちょっとできるんだけど(笑い)。でも、何とか最後までできた。自分の限界が見られたので、そういう意味ではアスリートとしても、とても有意義な一日ですね」

―最初から完投は想定していた

「もちろん、そうなんですけど、やっぱり(女子高校硬式の)オールスターのチームですから。なかなかそうもいかないんじゃないか、と思うしね。気持ちはあったんですが、難しいとは思っていました」

―9回、マウンドに行く時に客席から拍手が起こった

「そうね、久しぶりにこういう気持ちになりましたね。いや、何か、何か、うーん(笑い)。泣くわ。本当にまいっちゃったね」

―2年前(智弁和歌山高教職員チームとの試合)は「楽しい」と言っていた。今回はどんな言葉が浮かぶ

「最後までできてよかったと思います。女子は通常7回制なので、彼女たちの負担も大きかったと思うし、遠くからも全国からも来てくれているし、今日初めて練習をやってですからね。それは大変だったでしょうけど、何とか形にできたこと…。試合ができたということ。死球も当てちゃったし、申し訳ないですよ(笑い)」

―今回の交流、一連の交流(3校に指導)で受けた印象

「いや~、女子の野球熱は男の子に全然負けていないというか、こうやって野球をやる子たちというのは、きっと男子よりそういう思いが強い子が多いんじゃないかと思いましたね。負けるのが嫌いでしょうしね。本当に僕も今日は負けたくなかったし、緊張感があったし、こんなのいつ以来だろう。本当に(09年の)WBC以来じゃないか(笑い)。それぐらい負けられない緊張感を味わいました」

―今年の指導は終わり。一連の指導で思うことは

「あの年代の子たちの野球はすごく面白いですね。それはもう、プロの世界には全くないものがあるので。やっぱり、一緒にできるというのが大事なことだと思います」

―高校生の心を感じる

「もちろん、もちろん。真っすぐだし、本気で目指しているし、先をね。気持ちいいですよ」

◇イチロー氏の投球内容

1回 空振り三振、空振り三振、見逃し三振

2回 死球、遊撃内野安打、一ゴロ、空振り三振、空振り三振

3回 投ゴロ、遊ゴロ、空振り三振

4回 遊失、死球、投ゴロ、投ゴロ、空振り三振

5回 空振り三振、空振り三振、二直

6回 四球、遊撃内野安打、二ゴロ、見逃し三振

7回 遊撃内野安打、中前安打、見逃し三振、三ゴロ、空振り三振

8回 見逃し三振、四球、遊ゴロ、空振り三振

9回 空振り三振、見逃し三振、空振り三振

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