社会人野球・七十七銀行(宮城)の監督に、杉森智幸コーチ(44)が昇格したことが17日までにわかった。前監督の小河義英氏(44)をはじめコーチとして3人の監督の下で15年間働いた新監督は、2年連続で逃している都市対抗野球出場を目標にチームを率いていく。
全国大会出場を逃した責任から「監督だけのせいじゃない。(小河氏と)一緒に辞めようと思っていた」と明かした杉森新監督。だが周囲の意見を聞き、選手たちのことも考えて就任を決めた。来年から立場は変わるが「偉そうにするのも違うし、変な壁を作らずにやりたい」とこれまで通りのスタンスを貫くつもりだ。選手たちには「監督と呼ぶんじゃないぞ、今まで通りに呼んでくれ」と話したという。14年までプレーしていた宇都伊織氏(38)がコーチに就任したことも明らかになった。