中日は17日、名古屋市内のホテルで新入団発表を行った。ドラフト3位・石森大誠投手=火の国サラマンダーズ=は、背番号「26」に決まった。
最速155キロを計測するリリーフ候補。今回のドラフトで、独立リーグ出身者唯一の支配下指名となったが、「目標は開幕1軍、新人王。160キロを目標にしたい」と強気に宣言した。
ビッグマウスに裏打ちされた理由がある。「フィジカルトレーニングをしっかりしていけば、おのずと出ると思う。毎年、体が成長し(比例して)スピードも上がってきている。『できるかな?』じゃなくて『いける』と前向きにやっていきたい。160キロというのは生意気かもしれないが、目標であり通過点です」と、目を輝かせた。
所属した火の国サラマンダーズが本拠地にする熊本県出身のヤクルト・村上は今年、セ・リーグでMVPを獲得する大活躍。年下ながら最強スラッガーへのリスペクトを口にし「アワードもそうだし、村上選手の話題は多い。年下だが、あれだけの成績を残しているのは確実にすごい。そこはチャレンジャーとして挑んでいきたい」と、村上斬りをもくろんだ。
現在は故郷・石川県に戻りトレーニング。「今年1年はどういう形でプロの世界でやっていくかを考えながらやってきた。1軍のキャンプに入るのは必然的な目標。その前の新人合同自主トレでは、けがなくというより、そこも大事だが、自分の存在感を(みせたい)」。新人6選手を「男前」と表現した立浪監督は石森に「映像でしか見てないが、ボールが速いのは魅力。左は先発でも中継ぎでも貴重な存在。おそらく、キャンプも1軍でスタートするんじゃないか。けがはして欲しくないが、大きな期待はしている」と、1軍キャンプスタートも示唆した。