箱根連覇目指す駒大・田沢主将「日本人トップは最低限」 区間賞で勝負決める

駒大の田沢廉
駒大の田沢廉

 来年1月2、3日の箱根駅伝で2連覇を目指す駒大が16日、オンラインで会見した。エースで主将の田沢廉(3年)は「全日本大学駅伝では主力が欠けている中でも優勝できた。箱根でも、1人1人が責任ある走りをしたい。個人としては、どの区間でも区間賞を目標に走りたい」と意気込んだ。

 田沢は4日の日体大長距離競技会1万メートルで日本人学生新記録となる27分23秒44をマーク。日本歴代2位、来夏のオレゴン世界陸上参加標準記録も突破した。箱根の登録選手中、留学生を含めてもトップの記録。「日本人トップは最低限。ライバルはいません。強いて言えば、(東京国際大の)ヴィンセント」と見据えるレベルは高い。

 9月に右大腿骨を疲労骨折した前回5区4位のエース格・鈴木芽吹(2年)も順調に復帰。全日本大学駅伝でし烈なアンカー勝負を制した花尾恭輔(2年)やスピードが武器の唐沢拓海(2年)、抜群の安定感を誇る佃康平(4年)ら役者がそろう。大八木弘明監督は「ディフェンディングチャンピオンではありますが、守りに入るのではなく、チャレンジャー精神で攻める気持ちで箱根を頑張っていきたい。しっかり戦って、連覇できたら」と話した。

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