【箱根への道】中大・三浦拓朗、西脇工で同級生の田中希実&巨人ドラ1大勢に「負けず区間賞目指す」

スポーツ報知
カラフルな椅子が設置されたホールで「C」マークポーズをとる中大の三浦拓朗(カメラ・竜田 卓)

◆中大(前回12位、5年連続95回目)=予選会2位、出雲不出場、全日本8位=

 第98回箱根駅伝(来年1月2、3日)で大会史上最多の95回目の出場となる中大が15日、東京・八王子市の多摩キャンパスで会見を行った。チーム目標は5位。最低限シード権(10位以内)。目標達成のためのキーマンは主力の三浦拓朗(4年)だ。兵庫・西脇工時代の同級生の東京五輪陸上女子1500メートル8位入賞の田中希実(22)=豊田自動織機TC=と巨人ドラフト1位の大勢(22、本名・翁田大勢)=関西国際大=から刺激を受け、区間賞を目指す。

 5年前、どん底まで落ちた中大は一歩ずつ名門復活への階段を上がっている。ハーフマラソン上位10人の合計タイムで競う箱根駅伝予選会(10月23日)を2位通過した2週間後。ハードな日程を乗り越え、全日本大学駅伝(11月7日)で8位に入賞し、10年ぶりに伊勢路のシード権(8位以内)を獲得した。箱根路でも10年ぶりのシード権(10位以内)へ士気は高まっている。

 「流れに乗れば5位は可能。最低限、シード権は獲得したい」と藤原正和監督(40)。目標クリアに向けて鍵を握る選手の一人が三浦だ。箱根予選会ではチーム内11位で2位通過に全く貢献できなかったが、全日本では5区3位の力走で3人抜き。シード権復活の立役者となった。「箱根予選会では迷惑をかけました。全日本でも本当は主要区間を走らなければいけなかったので(つなぎ区間の)3位を喜んではいけない」と秋の2連戦を振り返る。

 新春の大舞台に向けて強い刺激を受ける同級生アスリートが2人いる。東京五輪陸上女子1500メートルで日本で初めて8位入賞を果たした田中と巨人からドラフト1位指名された大勢は、ともに西脇工で3年間、学んだ仲だ。

 「田中には東京五輪の決勝前に『頑張って』とメッセージを送ったら、返信がありました。そういう気遣いと余裕があるから世界で戦えるのだと思う」と三浦は感心した様子で話す。大勢については「実はクラスメートでした。ムードメーカーで、いつも楽しませてくれていた。僕は野球は詳しくないのですが、すごいピッチャーらしいですね。元クラスメートとして光栄です」と笑顔で話した。「2人に負けずに区間賞を目指します」と意気込みを明かした。

 中大は箱根駅伝で優勝(14回)と出場(95回目)の最多記録を誇るが、近年は低迷。16年10月の予選会では落選し、大会最長の連続出場記録が87で止まった。それでも、中大ランナーは走り続けた。今、上昇気配のチームについて三浦は「先輩たちの取り組みがつながっていると思います」ときっぱり話す。白地に赤のC。伝統のユニホームをまとう三浦は、偉大な同級生も拍手を送るような快走を期す。(竹内 達朗)

 ◆三浦 拓朗(みうら・たくろう)1999年12月4日、兵庫・姫路市生まれ。22歳。姫路市立豊富中1年から陸上を始める。西脇工2年時に全国高校駅伝3区18位(チーム6位)。2018年4月、中大商学部に入学。箱根駅伝は2年3区12位、3年8区7位。自己ベスト記録は5000メートル13分41秒05、1万メートル28分20秒13、ハーフマラソン1時間2分27秒。来春の卒業後は大塚製薬で競技を続ける。168センチ、56キロ。

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