広島の松山竜平外野手が15日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1500万円減の年俸7500万円プラス出来高(金額は推定)でサインした。今季出場85試合は7年ぶりの100試合未満で打率2割6分3厘、2本塁打、29打点だった。「とにかく悔しい、しかない。一番悔しい年になった」と振り返った。
今季は6月に「上半身のコンディション不良」による出場選手登録の抹消もあった。1軍復帰後は主に代打での起用。代打14安打はヤクルト・川端の30安打に次ぐリーグ2位で、代打打率3割1分7厘は同3位。得点圏打率も3割3分9厘と勝負強さは発揮したが「代打で終わりたくないという気持ちがある」と来季の巻き返しに向けた思い。36歳のベテランは「やっぱりスタートで出て、最後までチームのために力を出し切りたいと思っている。何とか来年はスタートから全試合ちゃんと出られるように」と力を込めた。