広島の九里亜蓮投手が15日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5300万円増の年俸1億4000万円プラス出来高(金額は推定)でサインした。今季中に国内フリーエージェント(FA)権を取得したが、行使せずに残留。新たに3年契約を結び、再契約金1億円と出来高を含め、3年総額6億5000万円の大型契約となる。
8年目の今季、自身初の2ケタとなる13勝。自身最終登板で白星を挙げ、阪神・青柳と並んで初タイトルの最多勝を獲得した。149投球回と先発25試合も自己最高の成績だった。
FAを行使せずにチームへの残留を決めた際には「このチームで日本一になりたいという気持ちもやっぱり強かった」と決断の理由を語っていた。