広島の大瀬良大地投手(30)が14日、来季開幕投手への強いこだわりを示した。「やはり特別なマウンド。競争に勝って立てるように」。今季まで3年連続で務めており、4年連続なら黒田博樹(03~07年=5年)以来となる。
ライバルは今季最多勝の九里。すでに開幕に名乗りを上げている森下に対しても「能力だけで言ったら抜けている」と冷静に分析する一方で、「経験や実績じゃ負けないぞという気持ち」とプライドをのぞかせた。
この日はマツダで契約更改交渉に臨み、3000万円増の年俸1億8000万円の3年契約を結んだ。国内FA権を行使せず残留を決め、再契約金と出来高を含めて3年総額8億1000万円の大型契約。今季は故障離脱もあったが、最終的に「最低限」という2年ぶり10勝。右腕はオフの練習量アップを課題に「(来季は)キャリアハイの数字を」と15勝で最多勝を獲得した18年超えを誓った。(畑中 祐司)