谷口将隆、悲願の世界奪取! 「夢じゃないかと」世界再挑戦で王者メンデスに11回TKO勝ち

スポーツ報知
2回、ウィルフレッド・メンデス(左)からダウンを奪った谷口将隆(カメラ・今成 良輔)

◆プロボクシング ▽WBO世界ミニマム級(48・6キロ以下)タイトルマッチ ウィルフレド・メンデス(11回TKO)ー谷口将隆(14日、東京・両国国技館)

 WBO世界ミニマム級1位の谷口将隆(27)=ワタナベ=が、3年越しの悲願をかなえ、世界の頂点に立った。同級王者ウィルフレド・メンデス(25)=プエルトリコ=に11回1分8秒TKOで勝ち、新王者となった。2019年2月の世界初挑戦では当時のWBO同級王者ビック・サルダール(フィリピン)に判定負けしており、雪辱を晴らした。谷口の戦績は15勝(10KO)3敗。これで日本人の現役世界王者は8人となった。

 サウスポーの谷口は挑戦者らしく積極的に攻め立て、2回に左ストレートで先制ダウンを奪取した。メンデスも引かず、互いに距離を詰めて打ち合う場面が多かった。6回にはメンデスが苦し紛れに谷口をホールディングし、減点を取られ、8回には谷口の打撃で右目尻を切った。

 最後は谷口が11回にメンデスをロープ際にくぎ付けにして猛ラッシュ。戦意を失った王者の様子を見て、レフェリーが試合を止めた。試合後、チャンピオンベルトを巻かれた新王者は「僕がデビューしてから5年8か月追い求めてきたベルトなので、ちょっと夢じゃないかなと思っている」と喜びを口にした。

 序盤から愚直に向かっていった試合を「挑戦者らしく、綺麗なボクシングもカッコよくなくてもいいと思ったので攻めました」と振り返り、「今ここで人生が変わることができたので来年もっともっと進化したい」と語った。

 興行のメインイベントはWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)の防衛戦。セミファイナルで会場を盛り上げた谷口は「きょうは井上さんのおまけだと思うので、今度は谷口を見に行こうと言われるようになりたいです」と控えめにアピールした。

 ◆谷口 将隆(たにぐち・まさたか)1994年1月19日、神戸市生まれ。27歳。中1で競技を始め、神戸第一高、龍谷大で活躍。アマ戦績は55勝(16KO。RSC)19敗。2016年4月にプロデビュー。2017年4月、プロ7戦目で日本ミニマム級王座決定戦に臨むも小西伶弥に判定負け。同年11月には東洋太平洋同級王座決定戦で小浦翼に判定負け。18年11月にタイでWBOアジアパシフィック・ミニマム級王座を獲得した。19年2月の世界初挑戦で、当時のWBO同級王者ビック・サルダール(フィリピン)に判定負け。20年12月に日本同級王座を獲得した。身長162センチの左ボクサーファイター。

 ◆現役の日本人世界王者

村田諒太(帝拳=WBAミドル)

尾川堅一(帝拳=IBFスーパーフェザー)

井上尚弥(WBA、IBFバンタム)

井岡一翔(志成=WBOスーパーフライ)

中谷潤人(M・T=WBOフライ)

京口紘人(ワタナベ=WBAライトフライ)

矢吹正道(緑=WBCライトフライ)

谷口将隆(ワタナベ=WBOミニマム)

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