【プチ鹿島の本音】森さん麻生さん「ガハハ」で済む時代じゃありませんよ

スポーツ報知
プチ鹿島

 この1年は「ガハハおじさん」についてよく考えました。ちゃんとした話をしている場なのに、ずさんなことを言いながら「ガハハ」と済ませてしまうおじさんのことです。すべてを無にする。

 たとえば森喜朗氏とか麻生太郎氏の発言が今年も論議になり批判された。その一方で、ああいうガハハな人が「持っていってしまう」場合もある。ガハハおじさんが「温暖化のおかげで北海道の米がうまくなった」と言ったら、周囲の人たちは「もう、先生ったら」で済ますでしょう。でもいちいち外からギョッとしなくてはいけないのだ。ましてや「女性は話が長い」と言ってガハハで済まされない。それを「息苦しい世の中になった」「昔はOKだった」などに変換させてはいけない。

 こう言ってる最中にも「そんな堅苦しいことはいいからこっち来て飲もうや」とガハハおじさんに言われたら? なんかラクそうに思ってしまう時だってあるだろう。実際に会ってみると悪い人じゃないと感じるかもしれない。たぶんその「半径10メートル以内」こそガハハおじさんの強みなのかもしれません。

 でも偉い人が中心にいる半径10メートル以内の楽しさとは「一部の人たちの利益だけ」でもある。そこで交わされる約束やお願いも一部の人たちのものだけだ。つまり閉鎖性とセットでもある。2月12日の報知は「『組織委員会』は名ばかりだった『何をお前は言っているんだ』意見一蹴…森会長辞任の舞台裏」を載せた。ある理事は森氏の態度について、

 《「何をお前は言ってるんだ、と言わんばかりの威圧的な雰囲気でした。その後、理事会で異論を言う人はいなくなったように思う」と振り返った。》

 ガハハおじさんの半径10メートルは決して楽しいわけではないことがわかる記事でした。(時事芸人)

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