12月11日の中山11R・師走S(ダート1800メートル、16頭立て)は、9番人気のバレッティ(セン7歳、美浦・久保田貴士厩舎、父キングカメハメハ)が直線で力強く抜け出してV。近2戦が2けた着順と不振が続いていた昨年の2着馬が、見事に復活を果たした。
大外枠から好スタートを決めると外めの4番手に構えた。道中はアメリカンシードが大逃げを打つ形となったが、リズムを崩さず好位で脚を温存。最後の直線を迎えると一気に末脚を爆発させて力強く伸び、2着のハギノアトラス(13番人気)に半馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。
初コンビだった野中悠太郎騎手は「こういうレースをしたいという形になった。競馬が上手なので1800メートルでしっかり走ってくれましたし、併せ馬の形になったのも良かったですね」と笑顔。
久保田貴士調教師は「きょうはうまくいった。前回は気持ちが乗らなかったようで、きょうは馬の気分を損ねず、うまく乗ってくれた。こういう馬場も良かったですね」と喜んだ。