横浜Mが仙台FW西村拓真(25)を完全移籍で獲得することが10日、有力となった。西村はロシア1部・CSKAモスクワから昨年3月に仙台へと復帰し、今季はチーム最多の6得点。来季はJ2降格と、チームは苦しい1年を送ったが、パンチ力あるシュートやゴールへの推進力、前線からの献身的な守備が武器のストライカーだ。
来季アジア・チャンピオンズリーグに出場する横浜Mは、今季23ゴールで得点王に輝いた日本代表FW前田大然(24)のスコットランド・セルティック加入が決定的。新たな得点源の補強に動いており、2017年ルヴァン杯でニューヒーロー賞を受賞した実績も持つ仙台のエースに目をつけた。慰留に努めた仙台をはじめ、浦和や地元の名古屋など、計7クラブ以上が争奪戦。横浜Mが獲得レースから抜け出し、交渉は大詰めとなっている。