名古屋、長谷川健太氏が新監督就任の見通し フィッカデンティ監督と交渉決裂…条件面で合意ならず

スポーツ報知
長谷川健太氏

 J1名古屋の次期監督に、今季途中までFC東京を率いた長谷川健太氏が就任する見通しとなったことが8日、複数の関係者への取材で分かった。今季のルヴァン杯を制し、チームに11年ぶりのタイトルをもたらしたイタリア人のフィッカデンティ監督との交渉が決裂し、監督としてJ1歴代2位の218勝を挙げた長谷川氏に白羽の矢が立った。

 既定路線とみられたフィッカデンティ体制の継続方針から一転、名古屋の長谷川氏招へいが決定的となった。関係者によると、クラブはこの日までに長谷川氏側へ正式オファーを提示。交渉は順調に進んでおり、合意となれば、急転直下の新体制誕生となる。

 19年途中に就任したフィッカデンティ監督は、2年連続で残留争いに巻き込まれていたチームを翌20年に3位へと引き上げた。今季もクラブ史上初めてルヴァン杯を獲得するなど、リーグ戦5位、アジア・チャンピオンズリーグ8強、天皇杯8強の成績を残した。

 クラブ側は指揮官の手腕を評価。本人も続投に意欲を示し、クラブや親会社・トヨタとの信頼関係を強調していたが、契約期間の延長や強化方針、年俸など条件面で交渉が決裂した。

 指揮官は今月3日の会見で、クラブ側と大筋で続投に合意したことを明かしつつも「サッカーにおいて、ボールはどこに転がるかわからない」と発言していたが、その言葉が現実のものとなった。

 長谷川氏はJ1歴代2位となる218勝を積み上げた実績を誇り、クラブ側は有事に備えて早い段階からリストアップを行っていた。今季リーグ戦でJ歴代1位となる21試合のクリーンシート(無失点)を達成したチームカラーの継承・発展に適任と判断したとみられる。

 ◆長谷川 健太(はせがわ・けんた)1965年9月25日、静岡・清水市(現静岡市)生まれ。56歳。清水東高から筑波大を経て、88年に日産自動車(現横浜M)入社。Jリーグでは清水でFWとして活躍。99年の引退までJ1通算207試合45得点、日本代表では27試合4得点。浜松大監督を経て2005年から10年まで清水、13~17年までG大阪、18~21年途中までFC東京を指揮した。

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