阪神・岩貞祐太投手が7日、継続的な社会貢献活動やファンサービスの功績をたたえる「若林忠志賞」授賞し、甲子園球場内で授与式が行われた。生まれ故郷・熊本のマスコットであるくまモンからもサプライズで祝福を受け「今年はヤクルトの村上選手が大活躍で、多分、そっちにばっかり行っていたんでうれしいです」と笑みを浮かべた。
岩貞は2016年4月の熊本地震以来、復興支援と子供たちへの野球振興を目的に野球教室の開催や成績に連動した野球道具の寄贈に取り組んできた。藤原オーナー兼球団社長から表彰状、記念盾、賞金と活動資金を受け取り「このような素晴らしい賞を頂き、大変うれしく思います」とあいさつした。
投手主将を務めた今季は、中継ぎとして46試合に登板し、4勝0敗、12ホールドで防御率4・66。60万円(ホールド×5万円)相当の寄付、もしくは野球道具の寄贈を予定している。「元通りの生活というのは決して戻ってくるものではございませんが、何不自由のない普段の生活を送れるように、また今後も活動を継続してきたい」と意気込んでいた。