平野歩夢、スノボ&スケボーのリアル二刀流で大谷翔平から刺激「難しいところ貫いているんだろうな」

スポーツ報知

 スノーボード男子ハーフパイプ(HP)で五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(23)=TOKIOインカラミ=が5日(日本時間6日)、遠征先の米国からオンラインで取材に応じ、北京五輪シーズンの本格始動へ意気込みを新たにした。東京五輪ではスケートボード・パークに参戦し、青戸慎司氏(陸上、ボブスレー)に続き日本男子2人目の夏冬両五輪出場を経験。“リアル二刀流”で冬季3大会連続メダルに挑む北京へ「かなり大きな、特別な五輪になる」と思いを込めた。

 経験を重ねた自負がある。平野歩夢は、北京シーズン幕開けを「今のレベルを大会で見せられるのは楽しみ」と穏やかに見つめた。3大会連続のメダルに挑む北京五輪も、開幕まで2か月を切った。「順調に進めば、かなり大きな、特別な五輪になっていくと思う。自分にとっても大きいチャレンジになる」と、語気を強めた。

 今夏の東京五輪は、スケートボード・パークで14位。大会数日後には、再び雪上で輝くイメージが浮かんだ。コロナ禍で東京大会が1年延期され、北京まで約半年。「時間と戦っている、という部分は正直大きい」。ただ、練習をともにする弟・海祝(かいしゅう、19)=日大=は「1か月くらい滑っていたら、感覚は戻っていた。戻っているというか、進化している感じがする」と証言。戦う準備は整った。

 スノボとスケボ。“二刀流”は気づきにあふれていた。平野歩夢は「足が固定されていない感覚とか、スノーボードにない状況をたくさん吸収できた」。米大リーグでは大谷翔平投手(エンゼルス)が、投打二刀流で席巻。「(同じように)挑戦しているというのは共有できた。難しいところを貫いているんだろうな」と共感し、刺激をもらった。

 男子HPは、21年世界選手権王者の戸塚優斗(20)=ヨネックス=ら、実力者がそろう。北京の代表枠は最大4。日本代表の村上大輔コーチは「激しい争いになると思う」と見通した。今週末には、W杯開幕戦・コッパーマウンテン大会(9日予選、米国)。異例の挑戦を経たから、示せる魅力がある。(細野 友司)

 ◆スノーボードHPの北京五輪選考 国別の出場枠は最大4。20―21、21―22年季の世界選手権、W杯で一度でも12位以内に入った選手が選考対象。各選手の対象大会の成績のうち、上位2大会の順位をポイント化(1位=12点、2位=11点、3位=10点…12位=1点)し、選考序列をつける。今季W杯はコッパーマウンテン大会に加え、来年1月8日のマンモスマウンテン大会(米国)、15日のラークス大会(スイス)を開催。

 ◆平野 歩夢(ひらの・あゆむ)1998年11月29日、新潟・村上市生まれ。23歳。4歳の時、3つ年上の兄・英樹(えいじゅ)さんの影響でスケートボードを始め、その半年後からスノーボードを始めた。14年ソチ、18年平昌五輪のスノーボードHPで2大会連続の銀メダル。新潟・開志国際高を卒業後、日大スポーツ科学部競技スポーツ学科に進学。160センチ、50キロ。

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