巨人の女子硬式野球チーム新設で女子球界全体への好影響を期待…記者の目

スポーツ報知
18年10月、クラーク記念国際仙台キャンパス女子硬式野球部を訪れ、アドバイスを送る宮本和知氏

 巨人が女子硬式野球チームを新設することが6日、分かった。2023年からのリーグ戦参加を目指し、すでに来年3月に卒業予定の大学生2人、高校生2人の計4選手との契約が内定。この4選手を第1期生としてチームを編成していく。NPBでは西武、阪神に次いで3球団目の女子野球参入。女子野球発展のため、選手の受け皿を作り、プロ野球の読売ジャイアンツと同様に常勝軍団を目指していく。

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 西武ライオンズ・レディース、阪神タイガースWomenに限らず、女子アマ野球界ではここ数年、実力ある企業チームやクラブチームが次々と発足し全国大会の上位に進出している。これは女子プロ野球リーグの衰退と無縁ではない。

 2010年から始まり、一時は4チーム計70人前後が所属した女子プロ野球は18年ごろから退団選手が相次ぎ、今年7月には所属0人となり事実上消滅した。この大量の元女子プロ選手が各地のクラブチームに入団、またはチームを設立したことで女子球界の勢力図が急激に変化。西武、阪神にも多くの元女子プロ組が所属し、レベルを引き上げた。巨人の参入で、再び元女子プロ勢を中心とした動きが起きそうだ。

 昨年行われた西武の発足会見で聞いた、ある選手の言葉が忘れられない。「小学生の頃は、プロ野球選手になりたい、あのNPBのユニホームを着たいという夢があったが、女子にはそのようなものがなかった」。多くの男の子が持つ「プロ野球選手になりたい」という当たり前の夢が、野球女子にはそれまでなかったのだと気づかされた。ますます増える女子選手の目標のために、巨人の動きが他球団にも広がってほしい。(軍司 敦史)

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