金谷拓実がルーキーシーズンに4冠…来年は松山英樹とマスターズ出場意欲 JGTO年間表彰式

スポーツ報知
「最優秀新人賞」など4部門を受賞した金谷拓実(左は青木功会長)

 国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の20―21年度の年間表彰式が6日、都内で開かれ、新人で賞金ランク2位の金谷拓実(23)=Yogibo=が今季最多4冠を獲得した。同日発表された世界ランクで自己最高の49位となり、年内の世界ランクでの来年4月のメジャー初戦、マスターズ(米ジョージア州)切符獲得が濃厚となった。東北福祉大の先輩で今年のマスターズ王者・松山英樹(29)=LEXUS=と練習をともにし、上位を目指すことを宣言した。

 厳しいルーキーシーズンを終えた金谷は、柔らかな笑顔を振りまいた。ウェア契約する「ポロ・ラルフローレン」製の黒のタキシードに蝶ネクタイ姿で年間表彰式に出席。「平均ストローク」、「パーキープ率賞」、「最優秀新人賞」、「ゴルフ記者賞」の今季最多4冠を獲得した。実力の証しとされる平均ストロークは今季唯一の60台となる「69・73」で2勝。「1年続けていいプレーができた結果でうれしい。賞金王には届かなかったですが、最後まで諦めないプレーは続けられたし、今は非常に穏やかな気持ちです」と喜んだ。

 吉報も届いた。5日に終えた最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)の最終18番パー3。1打目をピン右下1メートルにつける劇的なバーディーで3位に入り、5日付の世界ランクで前週の54位から49位に浮上。今月末時点で50位以内をキープできれば、松山とアマチュアの中島啓太に続き、来年のマスターズ出場が決まる。「(19年に)アマチュアでもプレーして、また出られたらいいプレーをしたい」とプロとして2年ぶりの夢舞台帰還を待望した。

 既にマスターズ王者にも連絡済みだ。今年のマスターズで日本人初のメジャーVを遂げた松山と日本シリーズ中も連絡を取り合っていたという。「ディフェンディング王者の邪魔にならないように、たくさん練習させてもらいたいです」と金谷はいたずらっぽく笑った。

 賞金ランク2位で22年7月の全英オープン切符も手中にした。第150回を迎える世界最古のメジャーは聖地・セントアンドリュース開催だ。「一番有名なコースですし、予選通過を目指して頑張りたい」。短いオフも練習とトレーニングを継続する。22年初戦は新型コロナの動向次第だが、「できる限り挑戦したい」と早ければ1月の欧米ツアーからプロ2季目が始まる。(榎本 友一)

 ◆金谷の19年マスターズ 前年のアジア・パシフィックアマ選手権優勝の資格で日本人アマ2人目の出場となった。松山英樹とともに出場して初日は4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73で44位発進。第2日は2バーディー、4ボギーの74で57位で予選通過。第3日は6バーディー、2ボギーの68で39位に浮上。最終日は2バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの78で通算5オーバーの58位で終えた。

 ◆金谷 拓実(かなや・たくみ)1998年5月23日、広島・呉市生まれ。23歳。5歳でゴルフを始め、広島国際学院高2年の日本アマ選手権で17歳51日の大会最年少V。同年日本オープン11位で大会最年少ローアマ獲得。18年アジア・パシフィックアマ選手権優勝。19年のマスターズ58位。同年、三井住友VISA太平洋マスターズでツアー4人目のアマチュアV。日本ツアー通算3勝。172センチ、75キロ。家族は両親と兄。

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