ヤクルトからドラフト3位で指名された日本通運の右腕・柴田大地投手(24)が6日、都内の日本通運本社で入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸1200万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ。背番号は「41」。
交渉を終えた柴田は「真っすぐの質とスプリットの精度、球速がストロングポイント。そこをアピールして、しっかり一人一人を抑えてチームの勝利に貢献できるような選手になりたい」と抱負を口にした。
180センチ、90キロのがっしりとした体格から最速156キロの速球とスプリットを投げ込む。チームとしては中継ぎ、抑えで起用したい方針。橿渕聡スカウトグループデスクは「ストレートの速さが156キロでスプリットが146キロ。本来、左投手がウィークポイントだったんですけど、それを崩してでもと思った投手。将来は日本人ストッパーになってくれるのでは」と期待をかけた。
都市対抗野球ではコンディション不良もあり登板機会はなかったが、「その悔しさをバネにして投げたい」と柴田。「レベルが高い」という日本一の中継ぎ陣に真っ向から挑んでいく。