新チェアマン内定の野々村芳和氏…コロナ楽観視せずリーグに進言、ノストラダムスならぬ「野々村ダムス」

スポーツ報知
野々村芳和氏

 Jリーグが、次期チェアマンとしてJ1札幌社長の野々村芳和氏(49)に一本化したことが5日、複数の関係者の話で分かった。村井満チェアマン(62)が来年3月、任期満了で退任することを受け、9月から役員候補者選考委員会で候補者の選定が行われていた。新チェアマンは来年1月に発表され、野々村氏の就任が決まれば、6代目にして初めての元Jリーガー、歴代最年少での就任となる。

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 四六時中、サッカーのことを考えている。そう評していいほど、野々村氏は13年の札幌社長就任以降、クラブ運営に心血を注いできた。14年には自らオーストラリアに出向き、元日本代表MF小野伸二を加入させるなどして注目を高め、スポンサーを増やしてきた。「車の中で過ごす時間が一番長い」の言葉通り、電話を手に一人車内で考え、最良の策を練るのが日常だった。

 札幌だけでなく、リーグのあり方にも常々言及してきた。昨年2月にコロナ感染が広がり始めた頃、楽観視する向きがある中で「これは簡単な話ではない。対策を早く打たないと大変なことになる」と、キャンプ地・熊本から急きょ空路で東京へ行き、リーグに進言。予言者・ノストラダムスならぬ、「野々村ダムス」と呼ばれた行動力を持つ。

 就任時、3億円に満たない強化費のJ2クラブをJ1に定着させた手腕は、リーグの更なる活性化に生きるはずだ。(前札幌担当・砂田 秀人)

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