札幌・野々村芳和社長、Jリーグ新チェアマンに内定…初のJリーガー&歴代最年少で就任

スポーツ報知
野々村芳和氏

 Jリーグが、次期チェアマンとしてJ1札幌社長の野々村芳和氏(49)に一本化したことが5日、複数の関係者の話で分かった。村井満チェアマン(62)が来年3月、任期満了で退任することを受け、9月から役員候補者選考委員会で候補者の選定が行われていた。新チェアマンは来年1月に発表され、野々村氏の就任が決まれば、6代目にして初めての元Jリーガー、歴代最年少での就任となる。

 Jリーグのトップに初めて元Jリーガーが就く。野々村氏の次期チェアマン就任が事実上、内定した。「Jリーグ役員候補者選考委員会」が同氏を推挙することで一本化した。来年1月末の理事会に諮られ、承認されれば、同3月に新体制が発足。野々村氏は、川淵三郎氏、村井満氏の54歳を大幅に下回る49歳でチェアマンに就任することになる。

 関係者によると、同委員会はJリーグ内部、外部問わず数十人の候補者をリストアップ。人間性、経営者としてふさわしい人材を求めて、厳格な書類審査、面談を行ったという。最終的にJリーグの木村正明専務理事、プロ野球楽天の元社長の島田亨氏(USEN―NEXTホールディングス取締役副社長)ら数人の中から、野々村氏が選ばれた。

 野々村氏は95年に慶大から市原(当時)入り。岡田武史監督に請われて移籍した札幌では主将を務めた。01年に引退後は札幌のアドバイザー、13年からは社長に就任。限られた資金の中で、J1、2を行き来していたクラブをJ1中堅まで引き上げ、地元から愛されるクラブを作り上げた。

 次期チェアマンを待ち受ける課題は多い。長引くコロナ禍によるクラブの経営問題。そして、日程問題も避けては通れない。代表や国際大会との兼ね合いで、Jリーグのシーズンを現在の春秋制から秋春制に移行しなければ、選手、クラブ、リーグの日程に不具合が出てくることが予想される。選手、経営者として成果をあげてきた野々村氏。若く、刷新されるJリーグのトップとして手腕が期待される。

 ◆野々村 芳和(ののむら・よしかづ)1972年5月8日、静岡・清水市(現静岡市)生まれ。49歳。清水東高から慶大を経て、95年にJリーグ市原に加入。2000年にJ2札幌に移籍し、同年のJ1昇格に貢献。01年は主将を務め同年オフに現役引退。ポジションはMF。J1は118試合6得点、J2は36試合2得点。02年から札幌のチームアドバイザーを務め、13年に社長に就任した。

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