「日本一速い監督」立大の上野裕一郎監督が5000メートルで13分48秒27

「日本一速い監督」と呼ばれる上野裕一郎監督は5000メートルで13分48秒と好走した
「日本一速い監督」と呼ばれる上野裕一郎監督は5000メートルで13分48秒と好走した

 日体大長距離競技会が5日、横浜市の日体大健志台陸上競技場で行われ、男子5000メートルで、立大の上野裕一郎監督が持ちタイム上位の選手が集結する最終組で13分48秒27で13着と好走した。「一年に一度だけの楽しみ。自分を追い込みました」と充実した表情で話した。

 「日本一速い監督」と呼ばれる上野監督の健脚は36歳になっても、なお、健在だった。実業団のトップクラスが集まった5000メートル最終組で存在感を発揮。残り200メートルを約27秒でカバーする強烈なラストスパートで、SGHの若手有望株の阪口竜平と関颯人にまとめて競り勝ち、さらに早大のエース中谷雄飛(4年)に1秒54差まで迫った。「中盤、きつくなってしまったので、力をためました。最後は、その分、走れましたね」と笑顔を見せた。

 立大は2024年の創立150周年記念事業として「立教箱根駅伝2024」を2018年11月にたちあげ、同年12月に中大、エスビー食品などで活躍した上野が就任。1968年以来の箱根駅伝復活出場に向けて本格的な強化を始めた。

 今年10月の箱根駅伝予選会(東京・立川市)で立大はライバル校と多くの駅伝ファンを驚かせた。ハーフマラソンで上位10人の合計タイムで10枠の本戦切符を争うガチンコ勝負。立大は最初の5キロをトップで通過した。最終的に16位に終わったが、昨年の28位から大きくジャンプアップした。予選会で敗退したチームの選手で構成される関東学生連合には2番手で斎藤俊輔(4年)を送り込んだ。立大は箱根路への復活が現実味を帯びる位置まで上がっている。

 この日の日体大長距離競技会の5000メートルは42組も組まれ、最終組のスタートは午後8時32分。しかし、上野監督は序盤の組に出場する選手を指導するため、午前7時に現地入りした。自身のレースが始まるまで13時間半、指揮官として奮闘していた。「それが私の本当の仕事ですから」と上野監督はサラリと話した。

 1968年を最後に半世紀以上も箱根路から遠ざかっている立大が本戦に復活した場合、2009年に33年ぶりの出場を果たした青学大を超え、大会史上最長の“返り咲き”となる。その大きな目標を成し遂げるため、上野監督は、選手と共に走り続ける。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請