高木美帆 北京五輪3冠いける!1000メートル5年ぶり優勝「次につながる」

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高木美帆

◆W杯スケート(4日)

 米ソルトレークシティーで第2日が行われ、女子1000メートルは高木美帆(27)=日体大職=が1分11秒83で優勝した。この種目では5年ぶりの通算2勝目。小平奈緒(35)=相沢病院=は7位で、500メートルは37秒19の8位にとどまった。男子1500メートルは小田卓朗(29)=開発計画研究所=が1分42秒44で5位、一戸誠太郎(25)=ANA=が7位に入った。女子団体追い抜きで高木美、高木菜那(29)=日本電産サンキョー=、佐藤綾乃(24)=ANA=の日本は高木菜の転倒で8位に終わった。

 会心のレースに喜びがこみ上げた。高木美は勢いを保ったままゴールラインを駆け抜けると、前傾姿勢で両拳を力強く握り、珍しく叫び声を上げた。1分11秒83は自身が持つ日本記録まで0秒12。世界記録にも0秒22と迫った。「タイムが出たことも糧になるが、それ以上に一つ課題を越えてこられた経験が次につながる」と充実感を漂わせた。

 スプリント力に優れた小平と同走し、200メートルを全体7番目の17秒7で通過すると、次の400メートルを26秒3と伸びやかな滑りで加速した。持ち味の最後の1周は全体トップの27秒7。圧巻の内容でただ一人、1分11秒台をたたき出した。この種目のW杯優勝は2度目で2016年12月以来、5季ぶり。今季は2戦連続2位に入っていたが、いずれも世界記録保持者のボウとはタイム差があり「どうも行き切れない。納得できないレースが続いていた」。体の使い方を見直し、高速リンクに成果をぶつけた。

 平昌五輪では女子団体追い抜きで金メダルに輝いたが、個人種目は1500メートルが銀、1000メートルが銅だった。北京五輪を控える今季は主戦場の1500メートルで開幕2連勝。さらに1000メートルも制し、団体追い抜きも含めて3冠も視野に入る。ただ、大舞台での経験も豊富な27歳は冷静だ。「W杯と五輪は別物。この結果は自分の中で糧にすることはあっても、(五輪での)結果を保証するものではない」。まずは最終日の1500メートル。3季前に世界新を樹立したリンクで、自身の記録に挑む。(林 直史)

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