大久保嘉人、引退しても料理も洗濯も掃除もやる? 点取り屋×主夫“二刀流”つづった著書が話題に

「俺は主夫。職業、現役Jリーガー」を出版した大久保嘉人
「俺は主夫。職業、現役Jリーガー」を出版した大久保嘉人

 今季限りでの引退を発表したサッカー元日本代表のFW大久保嘉人(39)=C大阪=の「俺は主夫。職業、現役Jリーガー」(講談社、1540円)が話題を呼んでいる。J1歴代最多191得点を誇るストライカーはC大阪に移籍を契機に、今年に入り三男・橙利(とうり)くん(9)と二人暮らしをスタート。主夫とJリーガーの“二刀流”をつづった一冊に迫った。(田中 雄己)

 今年1月、東京VからC大阪への移籍が決定し、単身赴任の決意を固めた大久保のもとに、橙利くんが「オレも行きたい」と宣言。現役Jリーガーと息子による男だけの二人暮らしが始まった。

 数年前。大久保と元日本代表の中村憲剛さん(41)と交わした会話を思い出す。ともに子だくさんのパパだが、「毎日おむつを替える」中村に対し、「一度も替えたことがない」という大久保。対照的な答えが印象深かった。それだけに、日々の練習や試合の合間に初めての“主夫業”をこなすのは大変だろうと思ったが、「メチャクチャ良かった、楽しかった」と返ってきた。

 初めての食事は「ご飯とみそ汁と目玉焼き」だった。「レトルトのみそ汁は、別でみそが付いているのを知らなくて。お湯だけ入れたら、橙利が『味しないね、これ』って(笑い)」

 5月の遠足では「卵やのりを駆使して」ピカチュウのキャラ弁を完成。日々キッチンに立ち、得意料理もできた。「魚の煮付けだね。よく太刀魚を使ってね。やってみたら分かるんだけど、メチャクチャ簡単。YouTubeで骨の取り方を見て。20分でできるんだから」

 笑いあり涙ありのパパと息子のエピソードだけではなく、ほんのり生きる術(すべ)も詰まっている。「やっぱりやってみないとね。何もできなかったオレがこれだけできるようになるんだから。きっと誰でもできるようになる」

 今季限りで引退し、来年から、妻と4人の息子との生活を再開させる。

 「やっぱり妻の偉大さが身に染みたよね。バスタオルをそのまま洗濯機に入れるとか、何をされたら嫌なのか分かるようになった」

 このまま「料理も洗濯も掃除もやりますか」。そう聞くと、「今までより嫁を助けようとは思うけど。まあ、こればっかりは分からんよね」。やっぱり、やってみないと分からないのだ。

 ◆大久保 嘉人(おおくぼ・よしと)1982年6月9日、福岡・苅田町生まれ。39歳。2001年に長崎・国見高からC大阪入団。マジョルカ(スペイン)や川崎などを経て、今季C大阪に復帰。13~15年に3年連続J1得点王。04年アテネ五輪、10年南アW杯、14年ブラジルW杯出場。国際Aマッチ通算60試合6得点。J1通算477試合191得点。170センチ、73キロ。家族は、妻と4男。

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