J1北海道コンサドーレ札幌が来季新戦力として浦和の元日本代表FW興梠慎三(35)の獲得に動いていることが5日、分かった。スポーツ報知が報じた今夏オファーは移籍実現に至らなかったが、今冬も水面下で調査は進めていた。歴代3位J1・158得点の点取り屋獲得へ、今後正式オファーに発展する可能性がある。
興梠は05年のデビュー以降、鹿島、浦和で昨季までJ1史上最長9年連続2ケタ得点。今季は浦和の新戦力台頭もあり、20戦1得点で偉業は途切れたが、天性の得点感覚は折り紙付きだ。かつて浦和を指揮したミハイロ・ペトロヴィッチ監督(64)にとっては13~17年に共闘したまな弟子。ミシャ式を知り、多彩な動き出しや得点パターンを持つベテランは、今季7得点の大卒FW小柏剛(23)ら若き攻撃陣にも最高の手本となり得る。浦和は慰留に努める方針で、決断が注目される。