徳島、勝ち点1差でJ2降格 本拠で4失点敗北…岩尾主将涙で「これが実力」

スポーツ報知
肩を落とす徳島の選手たち

◆明治安田生命J1リーグ 第38節 徳島2―4広島(4日・鳴門大塚)

 受け入れがたい現実を拒むかのように、徳島は攻め続けた。2点を追う試合終了間際。GK上福元がハーフウェーラインまで上がり、ヘディングでこぼれ球をつなぐなど、最後までゴールを目指した。しかし敗れ、勝ち点1差で湘南に届かず。4クラブ降格というJ史上最も厳しい残留争いの、最後の降格クラブとなった。

 試合後、涙ながらサポーターに詫びた主将のMF岩尾は「これが実力。必死に走ってきた結果がこれだった」と話した。16位・湘南とは勝ち点差で並ぶ17位で迎えた最終戦で、前半に3失点。是が非でも勝たなければいけない試合で、力不足を悔いた。

 昨季J1昇格に導いたリカルド・ロドリゲス監督が浦和に引き抜かれ、今季は同じスペイン人のダニエル・ポヤトス新監督を迎えた。しかし新型コロナの影響で来日が大幅に遅れ、キャンプも指導できず。初めてベンチで指揮を執ったのは4月17日の鹿島戦。来日前もリモートで選手と対話するなど、工夫は続けてきた指揮官は「少しずつ成長できた。最終的には、時間がもう少し必要だった」と正直な気持ちを打ち明けた。

 1年での降格により、今後は選手流出が避けられない。鹿島から期限付き移籍中のエースFW垣田には、C大阪など複数クラブが興味を示す。一方で前回J1を戦った14年は、34試合で勝ち点14しか挙げられず降格したが、今季は38試合で勝ち点36を積み上げた。終盤に戦術が浸透しつつあったこともあり、ポヤトス監督は続投する可能性が高い。独自のスペイン路線を継続し、再びJ1に挑む力を磨く。(金川 誉)

 ◆来季のJ1レギュレーション コロナ禍で20年シーズンの降格制度が見送られて、今季は20チームで行われたが、来季は例年通り18チームで争う。今季の20クラブから徳島、大分、仙台、横浜FCの4クラブがJ2降格となり、J2から磐田と京都が昇格する。22年はカタールW杯が11月21日に開幕するため、シーズンは11月上旬に閉幕する見込み。

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