12月3日の川口オートレース5R(午後8時30分発走)に出走した黒岩明選手(45)=川口・26期=が、6周回1コーナーで、他車と接触して落車。川口市内の病院に救急搬送されたが、同日午後11時22分、重症頭部外傷により、死去した。
オートレースでは、10月30日に、同じく川口で佐藤正人選手(享年51)が直線入り口でバランスを崩し落車し、亡くなった事故があったばかり。オートレースでの殉職者は96人目で、公益財団法人JKAの笹部俊雄会長は「黒岩選手の突然の訃報に接し、非常に驚いております。佐藤正人選手の喪失感からも未だ癒えていない中、再びこのような事故が起きてしまい、痛恨の極みであります。ご家族皆様のご心痛いかばかりかとお察し申しあげますとともに、在りし日のご活躍をしのび心からご冥福をお祈り申しあげます。業界では公正安全を第一に努めておりますが、このような痛ましい事故が起きないよう改めて関係者一同で努力して参ります」とのコメントを発表した。
同選手は1999年4月に選手登録。これまで1着407回、通算6V。