MLBロックアウト突入…契約交渉中断で移籍目指す鈴木誠也、FA菊池雄星にも影響

スポーツ報知
マンフレッド・コミッショナー(ロイター)

 米大リーグ機構(MLB)と選手会が交渉を続けていた新労使協定が1日(日本時間2日)、協定の失効期限までに合意できなかったため、MLB側は通算4度目のロックアウト(施設封鎖)に突入した。米大リーグの労働争議は1994年、232日間に及ぶ選手会のストライキ以来、通算9度目となる。

 全球団一致で決まったロックアウトが解決するまで、選手の契約交渉などは中断され、広島からポスティングシステムで移籍を目指す鈴木誠也、マリナーズからFAになった菊池雄星らへの影響が懸念される。また、キャンプ地などの施設も封鎖されるためツインズ・前田健太のように手術明けのリハビリを行う選手たちにも支障が出るのは間違いない。

 1日もテキサス州ダラス近郊で改定交渉が行われたが、MLBは選手会側が求めるぜいたく税の上限金額、FA権の取得条件や年俸調停、球団間の収益分配の大幅な変更を拒み、両者の溝は埋まらず平行線。MLBのマンフレッド・コミッショナーは野球ファンへの書簡として、譲歩しない選手会の姿勢を批判した上で「ロックアウトが最善策だと判断した。交渉が加速し、合意して来シーズンを予定通りに開幕できることを願っている」とした。

 一方、選手会は「球界全体に恩恵をもたらす誠意ある提案を放棄させるための計算ずくの圧力」と非難。従来のロックアウト時はキャンプ期間中で長期化しなかったが、今回は米メディアが「期限なきロックアウト」と伝えるなど先の見えない泥沼化が心配される。

 〇…ロックアウト突入直前の1日にまとまった駆け込み契約は史上最高額の14億ドル(約1582億円)にものぼった。前阪神のスアレス、前ソフトバンクのマルティネス両投手もそろってパドレス入りが決まった。今オフ決まった1億ドル以上の契約は9人。うちシャーザー、セミエンはともに選手会代表としてオーナー側と交渉のテーブルについていた。

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