ロックアウト突入のMLB マンフレッド・コミッショナーとクラーク専務理事がともに正当性を主張

スポーツ報知
マンフレッド・コミッショナー(ロイター)

 ロックアウトに突入した大リーグのマンフレッド・コミッショナーが、テキサス州グローバル・ライフ・フィールドで2日(日本時間3日)記者会見に応じ、ロックアウト突入を「残念なこと」としながらも、「フェアな合意に至るために必要なプロセスの一貫だ。ファンのためにも、来季の運営を守る上で最善の戦略だ」と語った。

 同コミッショナーは、シーズン途中に232日間の長期ストライキに突入し、ワールドシリーズの中止も含め興行的に失敗、批判やファン離れを呼んだ1994年を振り返り、「労使協定に合意せず、試合開催したことは間違いだった。同じ過ちを繰り返したくない」と説明。FA権取得や年俸調停権取得の短縮、及び収益分配の削減を求める選手会側の要求について「スポーツにとっても、ファンにとっても、競争のバランスにとっても悪い」と批判、資金源の少ない球団に更に負担をかけると解説した。

 また、最終交渉で、オーナー側から「最低年俸の引き上げ、クオリファイングオファー制を排除し、ドラフト指名権の譲渡をなくすこと、ナ・リーグのDH制、大リーグ初のドラフトくじの導入」などを盛り込んだ新案を提案したことも明らかにした。

 一方、選手会のクラーク専務理事は「この措置(ロックアウト)は、フェアな契約を目指す選手の決意に影響しないだろう。引き続き、競争を強化し、ファンのために改善し、権利と利益を目指して新労使協定交渉に取り組んでいく」と声明を発表した。

 現状で次回の会議は未定だが、「来季の開幕に影響が出る前に合意に達することを楽観的にみている。出来るだけ早く会議の席につき、早期合意に至ることを願っている」と語り、公式サイトを通じ、ファンにもメッセージを送った。

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