MLBロックアウト突入で今後どうなる? 過去の労働争議は最終的に経営者側が歩み寄りを見せて収拾

スポーツ報知
MLB公式球

 米大リーグ機構(MLB)と選手会が交渉を続けていた新労使協定が1日(日本時間2日)、協定の失効期限までに合意できなかったため、MLB側は通算4度目のロックアウト(施設封鎖)に突入した。米大リーグの労働争議は1994年、232日間に及ぶ選手会のストライキ以来、通算9度目となる。

 94年夏に始まった選手会のストライキは当時のクリントン大統領の仲裁案もはねつけて泥沼化し、解除されたのは翌年の4月2日。マイナー契約でドジャース入りした野茂英雄は、メジャー選手のいない早朝のベロビーチで一人ランニングを繰り返していた。

 当時の平均年俸は37万ドル。それが今年は417万ドル。選手が強欲のように見えるが、球団の資産価値は年々上昇。昨年メッツの買収額は史上最高の24億ドルになるなど高騰しており、球団経営はうまみのあるビジネスになっている。

 過去の労働争議は最終的に経営者側が歩み寄りを見せて収拾してきた。新型コロナウイルス蔓延(まんえん)でこの2年間、球界の人気も下落傾向にあるだけに、ファンが待ちわびる2月半ばのキャンプ開始までに収拾できず、レギュラーシーズン開幕遅延が現実となれば、人気下落が加速する危険性もはらんでいる。

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