大田原が創部13年目で初の春全国! 最終回、杉原颯太が勝ち越し打 第52回春季全国大会栃木県支部予選中学生の部

スポーツ報知
決勝で佐野を破って歓喜する大田原ナイン

◆第52回春季全国大会栃木県支部予選 ◇中学生の部▽決勝 大田原ボーイズ5―2佐野ボーイズ (11月23日・栃木県営本球場)

 創部13年目の大田原ボーイズが決勝で佐野ボーイズとの競り合いを制して2014年夏以来、春は初めての全国大会出場を決めた。

 値千金の一打が右中間を切り裂いた。2―2で迎えた最終7回、大田原は先頭で左翼線二塁打を放った仙野珀翔が浅野空羽のバントで三塁へ進むと、ここまでノーヒットの3番・杉原颯太。「何が何でも打つつもりでした。内角に詰まっていたので少しポイントを前にした」。変化球をたたいた鋭い打球は勝ち越しの適時二塁打に。4番・吉田暉も右前適時打で続き、さらに一、三塁から代打・伊藤賢志郎も右前に運んでこの回3点をもぎ取った。

 その裏を締めたのは、もう一人の立役者・前澤駿大。小川翔監督(29)が「最近真っすぐの球威の増した」という身長165センチ右腕は、同点の5回から登板し、3イニングを打者9人で片付ける完全投球で歓喜の瞬間を迎えた。「(持ち味の)変化球で打たせて取る投球ができました」。先発のエース・浅野は初回、制球に苦しみ失点。3回に吉田の中越え2点二塁打で逆転したが、4回に下位打者の適時打で追い付かれる嫌な流れを前澤が断ち切った。

 就任7年目の小川監督にとっても負けられない一戦だった。全国大会に2度チームを導いた前監督から22歳の若さでバトンを渡されたが、ここまで全国切符には手が届かず。「勝てなくていろいろ言われた時期もあった。それよりも今年の3年生をはじめ、頑張っている選手を全国へ連れていってやれなかったことが悔しくて…。自分を信じてついてきてくれた選手たちに感謝したい」と涙を拭った。

 和家優陽主将は「全員一丸になって試合に入れたことが勝因。打つだけでは勝てないと思うので、この冬は小技をもっと練習します」。今度は全国大会チーム初勝利を指揮官にプレゼントするつもりだ。

【表彰選手】▽最優秀選手賞・浅野空羽(大田原)▽優秀選手賞・野澤瑛斗(佐野)▽敢闘賞・久保侑大(鹿沼)齋藤悠人(県央宇都宮)

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