国内外で短距離G1を2勝しているダノンスマッシュ(牡6歳、栗東・安田隆行厩舎、父ロードカナロア)は、連覇のかかる香港スプリント・G1(12月12日、シャティン競馬場・芝1200メートル)が引退レースとなる。来年からの種牡馬入りを予定している。繋養(けいよう)先は未定となっている。12月1日に管理する安田隆行調教師が明らかにした。
同馬は昨年の香港スプリント、今年の高松宮記念の2回のG1制覇を含む重賞を8勝。父のロードカナロアは2012、13年に香港スプリントを連覇して引退しており、その息子も同じく有終の美を飾るか、注目が集まる。
父も手がけた安田隆行調教師は「ロードカナロアの後継者として種牡馬になっても、父に近づいてほしいです。最後を飾ってほしいです」と弟子の川田将雅騎手=栗東・フリー=と挑む現役最後のレースでの勝利を期待していた。