俳優の岡田准一(41)が来年秋公開の映画「ヘルドッグス」(原田眞人監督)でV6解散後初めて主演することが30日、分かった。
原作は深町秋生氏の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」。愛する人が殺される事件を止められなかったトラウマを抱える元警察官が、正義も感情も捨て復しゅうのみに生き、ヤクザ組織へ潜入していくストーリーで、岡田は腕っぷし一つでヤクザ組織でのし上がる男を演じる。
公開された岡田のビジュアルは、伸び切った髪、無精ひげ、タンクトップからのぞくタトゥー姿と、これまでにないアウトローな姿。「撮影中にこれは完成したらどうなるんだろうと、ずっとシビレてました」と振り返り、「どこにもあてはまらない、とんでもない作品になる事は間違いないと思います。この時代にこの映画がどう見られるのかそれが楽しみです」とコメントした。
岡田と原田監督のタッグは「関ケ原」(17年)、「燃えよ剣」(21年)に続き3度目とあって、気心知れた仲。クランクイン前から綿密な打ち合わせを行い、岡田は本作でもアクションの振り付けを担当した。原田監督は「心底カッケー潜入捜査官映画を撮ってやるぞと心に誓い、岡田准一さんに、野獣のごとき鉄拳極道潜入捜査官を演じてもらいたいと熱望し、コロナ禍でもねばりにねばって完成することができました」と作品の出来に自信をのぞかせている。