宝塚花組の2年1か月ぶりの新人公演に初主演・希波らいと「幸せな気持ちでいっぱい」

スポーツ報知
宝塚歌劇花組「元禄バロックロック」の新人公演を終え、舞台上で笑顔を見せる希波らいと(右)、美羽愛

 宝塚歌劇花組「元禄バロックロック」の新人公演が30日、兵庫・宝塚大劇場で行われた。

 花組の新人公演は、柚香光(ゆずか・れい)のトップスター就任後の大劇場作「はいからさんが通る」「アウグストゥス―尊厳ある者―」では新型コロナウイルス感染防止のため実施されず、明日海りおのサヨナラ作「A Fairy Tale―青い薔薇の精―」(2019年10月31日、東京宝塚劇場)以来、実に2年1か月ぶりの上演に。入団3年目の第105期生から下は初体験の新公となった。

 「時を戻せる時計」を発明し、忠臣蔵のストーリーに影響を与える元赤穂藩士・クロノスケ役は、希波(きなみ)らいとが務めた。入団5年目の第103期生で、19年の「花より男子」では「F4」の一人に抜てきされるなど、早くから注目を集めているが、新人公演はうれしい初主演。伸びやかな演技で生き生きとクロノスケを体現した。

 カーテンコールで希波は2年間待った学びの場に「悔しい思いもありましたが、ようやく新人公演をさせていただき、幸せな気持ちでいっぱいです。うれしい反面、久しぶりで、稽古時間も限られた中での初主演。正直、押しつぶされそうにもなりましたが、皆様の温かい言葉や上級生の助言、同期や下級生の頑張っている姿に背中を押されました」と感謝した。

 終演後は「お客様のおられる景色が見られて感慨深い。新人公演はみんなが心ひとつに結束してエネルギーを放つ素晴らしいもの」と公演の意義を語った。初の0番地(センター位置)は「照明の強さに驚いた」と、芸名つながりもあって「ライト」のインパクトに大役を実感した様子だった。

 一方、クロノスケが思いを寄せるキラ役は、4年目の第104期生・美羽愛(みはね・あい)。キュートな笑顔と、色気をにじませるセリフ回しで謎の存在を好演した。新人公演初ヒロインだが、「はいからさんが通る」では前トップ娘役・華優希が演じた花村紅緒役を担当する予定だった。「ありがたい。たくさんのことを学ばせていただき、感謝しかありません」。満を持してのヒロイン役に「朝から落ち着きつつも、きょうという日が来ることへ、心に響くものがありました」と感激していた。

 東京宝塚劇場では1月20日に上演。希波は「お互いのラブを意識しましたが、。いろんな種類の愛への気持ちが芽生えたので、東京公演でより深めたい」と進化を約束した。

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