県学生野球リーグ・静岡産業大の望月源氏内野手(4年)が来季、日本海オセアンリーグ(独立リーグ)の富山GRNサンダーバーズ入りすることが、このほど決まった。今月上旬に行われた同リーグのドラフト会議で5巡目で指名された。望月は「思い切って覚悟を決めた。2、3年(富山で)やってNPBを目指したい」と決意を語った。
コンタクト能力にたけた安打製造機で、3年秋には4割2分9厘で初の首位打者。最終学年となった今秋も3割3分3厘を残し、盗塁王(5個)とベストナインに輝いた。「確実性はあると思うのでプラスしてパワーを付けたい」と今後の課題を掲げた。
富山は今季、BCリーグで西地区2位。巨人、近鉄などでプレーしNPB通算131本塁打の吉岡雄二氏(50)が監督を務めている。「技術はもちろん、どういう姿勢でやれば通用するのか勉強させていただきたい」と、スラッガーのイズムを学んで大きくはばたく。(武藤瑞基)
<望月源氏>(もちづき・げんじ)2000年2月23日、静岡市生まれ。21歳。小学2年時に有度ドジャースで野球を始め、東海大静岡翔洋中、オイスカ高を経て静岡産業大入り。173センチ、76キロ。右投右打。