なでしこ、オランダと0―0で初白星ならず 池田太監督「ゴール前ではもう一工夫、もう一精度」

スポーツ報知
なでしこジャパンの池田太監

◆国際親善試合 日本0―0オランダ(30日、オランダ・ハーグ)

 池田太新監督率いるFIFAランク13位の日本は同4位の強豪オランダと0―0で引き分けた。

 アイスランド戦同様、序盤から攻守にアグレッシブな姿勢を貫いた。特にボランチのMF林穂之香とMF長野風花がチームコンセプトである「奪う」場面を積極的につくり、効果的な攻撃へ。ただ、ゴール前での精度は十分とは言えなかった。オランダはW杯予選の日程変更の影響で控え組が軸となっていた中、カウンターからピンチを迎えた場面もあったが、キャプテンのDF熊谷紗希を中心に決定的な仕事はさせなかった。足首のけがから復帰したFW岩渕真奈は前半途中から負傷したFW田中美南に代わり、約3週間ぶりのピッチに立った。

 指揮官は試合後、「攻撃のところで関わりをもって進入したりするトライはあったけど、コンビネーションや回数、共通のタイミングをつくって突破するところはもっともっと高めていかないと。実際にゴールも奪えなかった。ゴール前ではもう一工夫、もう一精度ほしい」と厳しい表情。キャプテンのDF熊谷紗希も「勝たなければいけない相手」と語ったオランダから、勝利を奪えなかっただけでなく、新体制1号もおあずけとなった。

 それでも、収穫の多い2試合となった。GK以外のポジションでは全員を起用し、新たな戦力の戦いぶりもチェック。テーマに掲げる前からのアグレッシブなサッカーを目指しながらトライ&エラーを繰り返した。課題も多く見えたが、「守備や攻撃の共通理解も共有できた。一つのものさしができて、選手それぞれの理解力が高いことがわかった」と実戦だからこそ得られることもあった。

 7年ぶりの代表招集となったDF乗松瑠華のようになでしこ復帰が数年ぶり、または今遠征で代表デビューという選手もいたが、「まだまだ世界で戦うには質を上げていかないことは多々ある。もっといろんな経験を積んでいかないといけない。海外でプレーする選手も、ピッチ上の厳しさはもっともっと求めていきたい」。若手ベテラン関係なく、さらなる奮起を促した。

 12月には国内組を中心に国内合宿を実施予定。来年1月には23年W杯出場権をかけたアジア杯(インド)に挑む。

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