【巨人】ドラ2山田龍聖、東京ドームで10Kに原辰徳監督「闘志あふれる投手」 入団心待ち

スポーツ報知
JR東日本の都市対抗初戦先発を託された巨人ドラフト2位指名の山田龍聖

◆都市対抗野球第2日 ▽1回戦 JR東日本2―3ホンダ熊本(29日、東京ドーム)

 巨人からドラフト2位で指名されたJR東日本(東京都)の最速153キロ左腕・山田龍聖投手(21)が、ホンダ熊本(大津町)との1回戦に先発した。8回に勝ち越しを許し、7回2/3を7安打3失点で黒星を喫したが、原辰徳監督(63)が見守る中、来季から本拠地となる東京Dのマウンドで10奪三振。“御前投球”で最速149キロをマークし、能力の高さを示した。

 来季から本拠地となる東京Dで、山田は力強く大きな一歩を踏み出した。「マウンドの感触としては、硬いので投げやすかったです」。初回からエンジン全開で先頭・山本卓を129キロスライダーで空振り三振。続く中島はこの日最速の149キロ直球で空振り三振に仕留め、「ヨッシャー!」と雄たけびを上げた。

直球で8つ 原監督、水野スカウト部長が熱視線を送る前で、大器の片りんを見せた。この日は10三振中8つが直球。「今日はストレートが走っていましたし、精度も良かったです」。終盤まで140キロ台後半を維持するなど、球威は衰えなかった。指揮官は「闘志あふれる投手、自信を持っていいコンディションで入ってきてほしい」と入団を心待ちにした。

 同点で迎えた8回2死一、三塁のピンチで代打・持永に勝ち越し打を許して降板。「僕が踏ん張れなかったのが決勝点になったので、そこはすごく悔しいです」と肩を落としたが、7回2/3を113球、7安打3失点10奪三振と力投した。

 JR東日本というチームが、自分を育ててくれたと考えている。富山・高岡商で3度甲子園に出場し、高校ジャパンにも選出されたが、根尾(現中日)、藤原(現ロッテ)、小園(現広島)、吉田輝(現日本ハム)ら高卒ドラフト1位でプロ入りした選手を目の当たりにし、「まだプロで通用しない」と実力差を痛感。「3年でプロに行く」と最短ルートを目指してJR東日本へ。浜岡武明監督(49)からは何度も叱られ、打撃投手を務めることもあったが、「昔と比べたら、スケールも大きくなったと思う。緊張感のある中で試合をすることによって、1球の大切さを学ぶこともできました。(監督には)レベルの低い話でよく怒られていたんですけど、いい3年間過ごせたなと思います」。技術だけでなく、精神面でも成長を遂げ、最短3年でプロ入りの切符をつかんだ。

 この日の悔しさは必ずプロで晴らす。「(決勝打は)しっかり投げ切ったボールを打たれたので、強いボールや精度の高いボールを自分の中でしっかりと考えていきたい」と課題は明確。巨人は今季、先発ローテにチームトップの11勝を挙げた高橋、メルセデスの2人しか左腕がおらず、山田が加われば厚みが増す。来年1月からは新人合同自主トレも開始。社会人最後の公式戦で味わった悔しさを糧に、プロの世界に飛び込む。(灰原 万由)

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